PC、映画、ゲームに“もはや隙なし”の完成度――AV入力対応24.1インチワイド液晶ディスプレイ「FlexScan HD2452W」FlexScan HDは第2章へ(1/4 ページ)

ナナオから多数のAV入力を備えた24.1インチワイド液晶ディスプレイの新作「FlexScan HD2452W」が6月12日に発売される。ユーザーからの要望に応えて、専用リモコンやゲームに特化した新機能を追加している点に注目だ。

» 2008年06月10日 10時00分 公開
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第2世代のFlexScan HDシリーズが登場

FlexScan HDシリーズの新モデル「HD2452W」とは?

 「FlexScan HD」シリーズは、パーソナルな空間でハイビジョン映像を楽しむ「デスクトップ・ハイビジョン」というコンセプトを掲げ、2007年6月に登場したワイド液晶ディスプレイだ。DVI-DやD-SubといったPC入力に加えて、HDMIやD端子などのAV入力を搭載することで、幅広い用途への対応を可能にしている。ナナオの液晶TV「FORIS」シリーズの映像技術をフィードバックし、PC入力とAV入力のそれぞれに最適な画質を提供しているのが特徴だ。

 初代のFlexScan HDシリーズは、2系統のHDMI入力、D4入力、コンポジット/S-Video入力を備えた上位モデルの「FlexScan HD2451W」と、HD2451WからD4入力とコンポジット/S-Video入力を省いた下位モデルの「FlexScan HD2441W」が用意されていた。どちらも画面サイズは24.1インチワイドで、解像度はフルHD対応のWUXGA(1920×1200ドット)だ。HD2451Wの詳細は、下記の関連記事を参照してほしい。


 登場以降、安定した高い人気を集めてきた初代のFlexScan HDシリーズだが、約1年を経過したタイミングで第2世代の「FlexScan HD2452W」が投入される。発売日は2008年6月12日だ。基本的なスペックと機能は初代のHD2451Wを踏襲しつつ、ユーザーの意見を反映した機能強化が図られている。ちなみに、下位に位置するHD2441Wの後継モデルは見送られ、第2世代のFlexScan HDシリーズはHD2452Wの1モデル構成となった。

 こうしたモデルチェンジにともなうポイントとしては、HD2452Wが全国で店頭販売されることが挙げられる(従来は上位モデルのHD2451Wが直販限定、下位モデルのHD2441Wが直販+店頭販売だった)。ナナオ直営のショールーム「EIZOガレリア」やWeb直販の「EIZOダイレクト」で購入できるほか、自宅から近くのショップでも実機をチェックできるようになったのはうれしい。

 カラーバリエーションは、直販、店頭を問わず、ブラックとチタニウムシルバーの2色から選べる。いずれもPC、ゲーム機、AV機器など、さまざまなデバイスと接続できる多目的ディスプレイらしい高級感を備えており、カッチリとしたボディも好印象だ。特にチタニウムシルバーは、この手のAV入力対応ワイド液晶ディスプレイとしてはユニークなカラーなので、ぜひ1度店頭で見てほしい。

専用リモコンの追加で操作性が格段に向上

専用の小型リモコンは片手で握りやすいように、背面にカーブが設けられている

 ナナオによれば、初代モデルのユーザーから最も多く寄せられた要望は、リモコンの採用だったという。前モデルのHD2451Wでは、標準的な操作ボタンの代わりにタッチセンサー式のスライドバーを採用することで、使い勝手に配慮していたが、少し離れた場所で入力系統や音量を調整できるリモコンがあれば、もっと使いやすくなることは容易に想像できる。この要望に応えて、HD2452Wには専用リモコンが添付されるようになった。

 実際、リモコンを使った操作は快適そのものだ。よく使う操作には専用のボタンが割り当てられており、機能別にリモコンのボタンが区分けされたうえで、電源、音量、入力切り替えといったボタンには色が付けられているので、直感的に操れる。

 リモコンのボタンからは、映像入力の切り替えをはじめ、sRGBやムービーといったカラーモード(FineContrast機能)、ドットバイドット表示などのスケーリング、ゲーム表示で有効な新機能のスルーモード、2画面表示のピクチャーインピクチャー、本体に接続したスピーカーやヘッドフォンの音量調整、2台のPCに接続されたUSBポートの切り替えといった設定がOSDのメインメニューを開かずに実行できる。

 HD2452Wの入力系統は合計6つだが、リモコンの入力切り替えボタンはPC(DVI-D、D-Sub)、VIDEO(D4、コンポジット/S-Video共用)、HDMI(HDMI1、HDMI2)の3つに分かれているため、目的の入力端子をすばやく選択することが可能だ。入力切り替えボタンが1つだとトグル式になるので面倒だし、すべての入力にボタンを用意するとリモコンが大きくなってボタンも多くなってしまう。入力切り替えを3つのボタンに分けたのは、よいアイデアだと思う。

2系統のHDMIをはじめとする主要なインタフェースは、液晶パネル部の背面に下向きで並んでいる(写真=左)。左側面には、2つのUSB 2.0ダウンストリームポートとヘッドフォン出力端子が配置されている(写真=右)

 そのほか、リモコンのMENUボタンを押すとOSDのメインメニューが起動し、左右ボタンと決定ボタンでメニュー項目の選択や設定が行える。HD2452Wは初代モデルと同じスライドバー式の操作パネルを装備しているが、これを使わなくても、リモコン1つですべての設定が完結するというわけだ。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年3月31日