6月初旬にごく少数だけ出回って一瞬で完売したインテルのmini-ITXマザー「D945GCLF」だが、今週までにかなり在庫が増えている。価格は1万円前後で落ち着いた様子だ。
D945GCLFは、超低消費電力のCPU「Atom N230」をオンボードしたマザーボード。4万円以上の製品がザラにあるmini-ITXサイズながら非常に低価格で購入できるとあって、異例のヒットを飛ばした。ただし、6月初旬の入荷が例外的だったため、「7月以降にならないと再入荷は難しい」と言われていた。
現在、同マザーがやや潤沢になった背景には、並行輸入品の入荷に成功したことが挙げられる。9000円前後で販売される国内正規版に比べ、併行輸入版は1万円弱と少し高い。また、メーカーの国内サポートがつかないなどの違いもあるが、モノ自体は同一だ。クレバリー1号店は「国内正規版も再入荷できましたが、やはりごく少数だったので、すぐに売り切れました。しかし、並行輸入版は比較的大量に入荷できたので、どうしても手に入れたいという人のニーズは応えられるようになっていますね」と語る。
また、BLESS秋葉原本店は、ギガバイトのAtomマザー「GA-GC230D」を以前まで参考展示していたが、近いうちに同製品を入荷する見込みであることを明かしている。「価格は未定ですが、それほど高くはならないはず。Atomの普及で小型PCの自作ブームが起きるかもしれませんね」(同ショップ)とうれしそうに話していた。
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