記者会見ではアプレシオの代表取締役 久國清直氏、フェイスの取締役 踊契三氏、マイスペースの代表取締役 大蘿淳司氏、インテルの事業開発本部 永井寿氏も登壇し、ROBROの採用例や、ROBROへのサービスや製品の提供について語った。
アプレシオは同社のインターネットカフェにロジテックのLDT-FS100Uを導入。7月26日に「新宿ハイジア店」「ららぽーと豊洲店」「銀座店」の3店で先行導入し、今後は全国の店舗で展開していく予定だ。「ROBROはリクライニングシートにもたれながら、インターネットもデジタル放送もリモコン1つで手軽に操作できるのがいい。今後はリモコンでフードやドリンクを注文できるシステムも構築する」(久國氏)
動画コンテンツ配信サイト「カザスチャンネル」を運営するフェイス(PCショップのフェイスではない)は、ROBROに対応した「NFRM(Near Field Right Management)サービス」を提供している。これにより、カザスチャンネルから携帯電話で購入したコンテンツを、携帯電話で視聴できるだけでなく、ROBRO搭載PCに視聴権利を赤外線送信し、PCやテレビで視聴することも可能にした。「ROBROとNFRMサービスの組み合わせによって、携帯でもPCでも携帯課金でコンテンツが楽しめる環境を提供する」(踊氏)
マイスペースについては、同社のSNSサイト「MySpace」専用チャンネルが、ROBROの11チャンネルにプリセットされている。ROBROのリモコンで11を押せば、MySpaceにアクセスする仕組みだ。また、リモコンの4ケタ番号でアクセスできるチャンネル(1000〜9999)には、MySpace内の各アーティストページが順次プリセットされる予定だ。「MySpaceではプロ、アマチュアを問わず、さまざまなクリエーターやアーティストがページを持っているが、ROBROではチャンネルを次々と切り替える感覚で視聴できる」(大蘿氏)
インテルは、クイックサンのROBRO搭載PCにCore 2 DuoやCore 2 QuadといったCPUを提供してきた。「ROBROのソリューションにより、インテルのアーキテクチャは活躍の場をリビングに広げられる。今後もインテルはさまざまな機器とインターネットの融合を支援する」(永井氏)
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