ついにここまで(涙)――1TバイトHDDがまさかの1万円割れ古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)

» 2008年08月03日 15時00分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

GPUはGeForceとRADEONだけじゃない!――S3「Chrome」の最新カードが登場

AOpen「Chrome CRF430GT-DCSM256X」

 7月31日、AOpenからPCI Express x16タイプのグラフィックスカード「Chrome CRF430GT-DCSM256X」が登場した。価格は7000円弱で、入荷数は多め。ただし、BLESS秋葉原本店などすでに売り切れたショップもあり、週明け以降は入手がやや困難になる可能性がある。

 Chrome CRF430GT-DCSM256Xは、S3製の最新GPU「Chrome 430 GT」を搭載するグラフィックスカード。AOpenの情報によると、クロック数はコア/メモリでそれぞれ625MHz/500MHzとなる。DDR2メモリを256Mバイト搭載しており、DirectX 10.1やPCI Express 2.0に対応。また、動画再生支援機能も備え、H.264やMPEG-2/4のほか、VC-1やWMV-HDといったHD映像のハードウェアアクセラレーションもサポートする。

 Chromeは低消費電力で低価格なGPUとして根強いファンがおり、BLESS秋葉原本店は今回のヒットに結びついたと語る。「最近のグラフィックスカードは、どれも発熱が高く、CPU以上の電力が必要なものが多いです。そのなかでChromeを求める人が飛びついたという背景があるでしょう」とのこと。ちなみに、再入荷の手配は済ませているが、お盆明けの入荷になる可能性が高いそうだ。

 一方、TSUKUMO eX.では「サッパリ売れていません」というコメントも聞いた。「Chromeが注目されたのは最新でも2〜3年前になるので、その存在を知らない人が多いのでしょう。売り切れたショップさんがあるということなので、その人気が飛び火してくれるとうれしいのですが……」とのことだ。

 なお、発熱量の問題が指摘される最新グラフィックスカードだが、GeForce、RADEONともにベンダーが独自クーラーを搭載したモデルも投入されはじめている。先週末に登場したSapphireの「TOXIC HD4850 512M GDDR3」は、RADEON HD 4850のオーバークロックモデル。ザルマン製の大型クーラーを採用しており、「リファレンスデザインでは、カードが触れないほど熱くなることもめずらしくなかったけど、これなら安心できるはず」(某店員さん)と評価は高い。今週から多くのショップで取り扱いがはじまっており、在庫は潤沢だ。価格は3万円弱。

 ちなみに、先日出荷中止が発表されたエスケイネットの地デジキャプチャユニット「Monster TV HDUS」は、アキバの多くのショップですでに売り切れている。ただし、T-ZONE.PC DIY SHOPは比較的潤沢に在庫しているとのことで、台数限定で販売する予定だという。価格は1万5880円。

Sapphire「TOXIC HD4850 512M GDDR3」(写真=左/中央)。Monster TV HDUSの売り切れを知らせるTSUKUMO eX.の張り紙。急いで出した様子がうかがえる(写真=右)

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