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富士通は8月20日、個人向けPCの2008年秋冬モデルを発表した。店頭向けに全9シリーズ、富士通直販のWEB MART向けに全10シリーズのデスクトップPCとノートPCを用意している。
ノートPCの店頭向け製品は、15.4型ワイド液晶搭載の主力機「FMV-BIBLO NF」に10モデル、14.1型ワイド/13.3型ワイド液晶を備えた大画面モバイル機「FMV-BIBLO MG」に3モデル、12.1型ワイド液晶のモバイル機「FMV-BIBLO LOOX R」に2モデル、そして5.6型ワイド液晶を用いたUMPC「FMV-BIBLO LOOX U」に1モデルを投入する(モデル数はPowerPoint 2007の有無やカラーバリエーションモデルも含む)。
デスクトップPCの店頭向け製品は、リビングPCの「FMV-TEO」が2モデル、3波デジタルチューナー搭載の液晶一体型「FMV-DESKPOWER LX」が4モデル、デザイン重視のコンパクトな液晶一体型「FMV-DESKPOWER F」が2モデル、液晶一体型のエントリー機「FMV-DESKPOWER EK」が1モデル、セパレート型の「FMV-DESKPOWER CE」が3モデルといった構成だ。これら店頭向け製品は8月22日より順次発売される。
富士通直販のWEB MARTでは、タブレット機能付きの8.9型ワイド液晶搭載モバイルノートPC「FMV-BIBLO LOOX P」を上記9シリーズに加えた、全10シリーズの受注を開始した。全シリーズが購入時の仕様変更に対応している。
富士通のUMPCがAtom採用でフルモデルチェンジ――「FMV-BIBLO LOOX U」
Montevina SFF搭載で一歩先ゆくモバイルノート――「FMV-BIBLO LOOX R」
Web限定タブレットPCもMontevina SFFを採用――「FMV-BIBLO LOOX P」
大画面モバイルノートPCがDDR3メモリやVista Businessを採用――「FMV-BIBLO MG」
Centrino 2とカラバリで攻める主力ノート――「FMV-BIBLO NF」
大画面化しDDR3メモリや地デジチューナーを搭載したボードPC――「FMV-DESKPOWER F」
22型ワイドモデルにもBDを搭載してラインアップ拡充――「FMV-DESKPOWER LX」
低価格の液晶一体型FMVがCore 2 Duoを搭載――「FMV-DESKPOWER EK」
付属ディスプレイが22型ワイドに大型化――「FMV-DESKPOWER CE」
ダビング10に標準対応し利便性をアップしたリビングPC――「FMV-TEO」
ノートPCの新モデルで目を引くのは、モバイルノートPCの強化だ。まずは2007年秋冬モデル以来、1年ぶりに登場したUMPCのFMV-BIBLO LOOX Uだが、CPUをIntel A110(800MHz)からAtom Z530(1.6GHz)に、チップセットをIntel 945GU ExpressからIntel SCH(システム・コントローラ・ハブ)に改め、プラットフォームを一新した。
従来機からディスプレイ部分が反転するコンバーチブル型ボディを継承しつつ、5.6型ワイド液晶の解像度を1024×600ドット(WSVGA)から1280×800ドット(WXGA)に高め、従来より1段多い6段配列の日本語68キーボードを搭載し、予測変換機能を持つ手書き入力補助ソフトを採用するなど、使い勝手を大幅に高めている。
12.1型ワイド液晶搭載モバイルノートPCのFMV-BIBLO LOOX Rは、スモールフォームファクタのCPUとチップセットを世代交代し、CPUに超低電圧版Core 2 Duo SU9300(1.2GHz)、チップセットにIntel GMA 4500MHD内蔵のIntel GS45 Expressを採用。Montevina SFFの開発コード名で知られるインテルの最新低電圧版プラットフォームに進化した。14.1型ワイド/13.3型ワイド液晶を備えたFMV-BIBLO MGも店頭向けの上位2モデルがCentrino 2対応となっている。
デスクトップPC据え置き型のノートPCでは、ハイエンドのFMV-BIBLO NXが終息したことにともない、主力となる15.4型ワイド液晶を備えたFMV-BIBLO NFのラインアップが拡充され、店頭向けは全10モデルの大所帯となった。上位機と中位機はCentrino 2に対応し、最上位モデルにBlu-ray Discドライブと地デジチューナーを内蔵したほか、カラーバリエーションも増やし、スペックとデザインの両面に注力している。
なお、FMV-BIBLO NF(NF/B50、NF/B40を除く)、FMV-BIBLO MG、FMV-BIBLO Rは、タッチパッドの機能が強化された。パッド上を円を描くようになぞると上下/左右にスクロールできる「カイラルモーション」、2本の指をパッド上でつまんだり開いたりすることで画像やウィンドウの拡大/縮小が可能な「ピンチ」、パッド上で指をすばやくスライドさせると指を離してからもポインタがしばらく移動する「モーメンタム」といったジェスチャー機能に対応している。これらのジェスチャー機能を使うには設定の変更が必要だ。
デスクトップPCでは、2008年夏モデルから投入されたコンパクトな液晶一体型PCのFMV-DESKPOWER Fに注目だ。従来は1366×768ドット表示の16型ワイド液晶を採用したモデルだけだったが、新たに1440×900ドット表示の19型ワイド液晶を持つ上位機が追加されている。上位機は、地デジチューナーを内蔵し、Windows Media Centerの地デジ視聴・録画機能を備えているのも特徴だ。
3波デジタルチューナーを装備した高機能な液晶一体型PCのFMV-DESKPOWER LXは、店頭向け製品のBlu-ray Discドライブ搭載機を1モデルから2モデルに拡充。セパレート型PCのFMV-DESKPOWER CEは、店頭モデルの上位機に1680×1050ドット表示の22型ワイド液晶ディスプレイを採用し、1440×900ドット表示の19型ワイド液晶から大型化を果たした。FMV-TEOは6月28日に新モデルが発売されただけあって、仕様の強化はないが、出荷時よりダビング10に標準対応となった。
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