10倍ズームのPowerShotがコンパクトに「PowerShot SX110 IS」

» 2008年08月26日 13時00分 公開
[ITmedia]

 キヤノンは8月26日、コンパクトデジタルカメラ“PowerShot”シリーズの新製品「PowerShot SX110 IS」を9月上旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万7000円前後。

photo 「PowerShot SX110 IS」

 「PowerShot SX100 IS」の後継となるモデル。10倍ズームレンズ(35ミリ換算36〜360ミリ)はそのまま、回路基盤の小型化や電池レイアウトの変更によってグリップ部の厚みを41.6ミリから33.5ミリへ、重量は265グラムから244.6グラムへと薄型化と軽量化を進めた。

 スリム化を進めながらも、背面液晶は2.5型(17.2万画素)から3.0型(23万画素)へと大画面・高精細化が図られている。全体的なボディデザインに変化はないが、細部を見直すことでよりコンパクトさが感じられるフォルムへと改められている。

photophoto

 撮像素子は1/2.3型 有効900万画素CCDで、映像処理エンジンにはDIGICIIIを組み合わせる。背面には顔認識機能「フェイスキャッチテクノロジー」をワンボタンで利用できる「フェイスキャッチ」ボタンが用意されているほか、選択時には利用できるボタンが制限されるもののシンプルに撮影と再生を行える「らくらくモード」をモードダイヤルに備えている。

 ブレを抑制する機能としては、レンズシフト式の手ブレ補正機構のほか、被写体の動きを検知してISO感度を制御する「モーションキャッチテクノロジー」、最高ISO3200の高感度で撮影を行った際にもノイズを抑える「ノイズリダクションテクノロジー」の3つを用意。被写体/手ブレを抑制しながら、ノイズの少ない写真を撮影できる。

 対応メディアはSDメモリーカード(SDHC対応)/MMC/MMCplus/HC MMCplusで、入手性に優れた単三形乾電池が利用可能。アルカリ乾電池で約140枚、ニッケル水素電池で約400枚の撮影が行える(いずれもCIPA規格)。本体サイズは110.6(幅)×70.4(高さ)×44.7(奥行き)ミリ。

関連キーワード

PowerShot | キヤノン | 顔検出AF | デジカメ | 乾電池


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  3. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  4. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  5. QualcommがPC向けSoC「Snapdragon X Plus」を発表 CPUコアを削減しつつも圧倒的なAI処理性能は維持 搭載PCは2024年中盤に登場予定 (2024年04月25日)
  6. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  7. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  8. アドバンテック、第14世代Coreプロセッサを採用した産業向けシングルボードPC (2024年04月24日)
  9. AI PC時代の製品選び 展示会「第33回 Japan IT Week 春」で目にしたもの AI活用やDX化を推進したい企業は要注目! (2024年04月25日)
  10. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー