Let'snote F8は、14.1型ワイド、最大解像度1440×900ドットの液晶ディスプレイを搭載した2スピンドルノートPCで、Let'snoteシリーズで最も高いパフォーマンスを実現するためにLet'snote Yシリーズで搭載している低電圧版ではなく、通常タイプのモバイル向けCPUとなるCore 2 Duo SP9300(動作クロック2.26GHz)を搭載する。チップセットはIntel GS45 Express、無線LANモジュールはIntel Wireless WiFi Link 5100AGN(IEEE 802.11a/g/n nはドラフト2.0準拠)で、Centrino 2プラットフォームの条件を満たす。
大画面を搭載するモバイルノートPCとして、すでにLet'snote Yシリーズが存在するが、パナソニックによるユーザー調査で、ほとんどのユーザーが持ち出して使うことをしていなかったという。この状況を改善するために、Let'snote F8では、パームレストの手前に本体と一体化したハンドルをつけることで、大きなサイズのノートPCでもすぐに持ち出せるようにした。ハンドルの強度は、すでに同様のハンドルを導入しているTOUGHBOOKと同等とされている。
14.1型ワイドの大ぶりなホディだが、重さは約1.63キロと見かけほどには重くない。これは、内蔵ドライブに重さが50.5グラムのシェルドライブを搭載したり、0.2ミリ厚のパネルを採用した液晶パネルや約0.6ミリ厚のマグネシウム合金ボディを採用したりなど、これまでのLet'snoteシリーズと同じ軽量化の工夫で実現している。
パナソニックでは、Let'snote F8の携帯利用として、カバンに入れて屋外に持ち出すのではなく、ハンドルを使って本体だけを屋内で移動するシーンを想定している。それでも、本体をむき出して持ち歩くことになるが、堅牢性能に関しても、ほかのLet'snoteシリーズと同様に76センチの動作落下試験や100キロf加圧振動試験をクリアさせるほか、HDDを低反発ダンパーで保護したりウォータースルー構造と防水シートを組み合わせた全面防滴キーボードを採用するなど、これまでのLet'snote Yシリーズで導入されてきた堅牢防滴性能がLet'snote Fでも受け継がれている。
オプションとして、Let'snote F8専用のミニポートリプリケータが新しく用意され、DisplayPortなどの最新インタフェース規格が利用できる。また、Web販売専用のマイレッツ倶楽部では、オンボードメモリを2Gバイトにすることで最大メモリ容量を4Gバイトにできたり、HDD容量が店頭モデルより多い250Gバイトにできたりするほか、天板のカラーバリエーションとして標準のシルバーフェザーのほかに「プレジャーレッド」「キュリオスピンク」「イズムブラック」「レゾナンスグレー」「ライブブルー」が用意される。キーボードも標準の日本語キーボード以外にかな文字のないローマ字すっきりキーボードが選べる。
Let'snote LIGHTシリーズの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
Let'snote LIGHT CF-F8 | CF-F8EWJJJR | 2スピンドル | 新シリーズ | Core 2 Duo SP9300(2.26GHz) | 2048MB | 160GB | Business(SP1) | 29万円前後 |
Let'snote LIGHTシリーズの概要(その2) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | Office 2007 | 重量 |
Let'snote LIGHT CF-F8 | CF-F8EWJJJR | 14.1型ワイド | 1440×900 | Intel GS45 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | ○ | 約1.63キロ |
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