新たに登場した「LaVie Light BL100/RA」は、国内のPC市場でトップシェアを維持するNECが放つNetbookだ。既存のノートPCブランド「LaVie」シリーズのサブブランドとして「LaVie Light」を新たに立ち上げ、新しいロゴを作るなど、安価なNetbookだからといって手を抜かずに取り組んでいるのが好ましい。
発売は11月上旬の予定だが、一足先に試作機を入手できたので、まずは動画で見ていこう。ちなみに、発売前の製品のためボディの色合いや塗装の具合、インジケータのアイコンマークなどは実際の製品と異なる可能性があるとのことで、そのあたりを頭に入れておいてほしい。
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さて、LaVie Light BL100/RAの詳細はレビュー記事やリリース記事に譲り、本機の特徴を確認しよう。
まず外観だが、往年のDOS/VノートPCをほうふつとさせるボディカラーとスクエアな形状に目を奪われる。全体をパールブラックに、キーボードをパールホワイトと明暗をつけたカラーリングも印象的だ。ボディサイズは250(幅)×176.5(奥行き)×31.3〜36.5(厚さ)ミリで、8.9型ワイド液晶ディスプレイ(1024×600ドット表示)の額縁が広いのは気になるが、これは17ミリピッチのキーボードを確保した結果だという。また、タッチパッドは画面の拡大/縮小などが行えるジェスチャー機能を備えているが、パッド面が47(幅)×29(奥行き)ミリと小さく、慣れるまでは操作しにくかった。
重量は約1.17キロで、バッテリー駆動時間は公称値で約2.6時間となる。バッテリーが出っ張ることなく、ボディに不要な突起もないためカバンへの収まりは良好だ。ただ、現時点では大容量バッテリーや増設用メモリ(標準は1Gバイト)などをオプションで用意する予定はないとのこと。
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Netbookとしては後発となるだけに、細かい部分で工夫が施されているのも本機の特徴だ。ハードウェア面では、左側面にあるUSB 2.0端子がLaVieシリーズで採用されている「パワーオフUSB充電機能」に対応する。LaVie Nシリーズのように、ACアダプタ接続時だけでなくPCのバッテリーからもUSB機器に充電できるのがポイントだ。
ソフトウェア面では独自ランチャーソフトウェアの「LaVie Lightメニュー」に加え、利用シーンに応じて通信環境を切り替えられる「Mobile Optimizer」やバッテリーの性能診断を行う「バッテリ・リフレッシュ&診断ツール」などが導入されている。
全国に張り巡らせた流通・販売網をはじめ、万が一の故障時も修理受け付けは24時間365日対応で、引き取りから配送まで送料無料の「NECあんしんサービス便」や、海外25カ国で修理サポートを提供する「UltraCare International Service」が受けられるなど、国内ベンダー製PCらしい手厚いサポート体制も本機の魅力といえるだろう。
そのぶん、実売価格は6万5000円前後と台湾ベンダー製Netbookに比べて高めだが、東芝のNB100よりも安価であり、激戦が続くNetbook市場でどのように受け入れられるのか注目していきたい。
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