ColorEdgeシリーズ最大となる29.8型ワイド画面と、2560×1600ドットの超高解像度を備えたハイエンドモデル。写真の編集が快適なだけでなく、クリエイティブワーク全般を非常に効率的に進められるだろう。
色域もAdobe RGBカバー率97%と広く、12ビットのルックアップテーブルと付属ソフトウェアの「ColorNavigator」(以下、CN)による高精度なハードウェアキャリブレーション(別売のキャリブレーションセンサーが必要)も加味され、色域の再現性と階調性は申し分ない。画面全体の輝度ムラや色度ムラを抑える、デジタルユニフォミティ補正回路も内蔵しており、大画面ながら表示は均一だ。大型モデルながら画面の縦回転機構も持つ。
1つ覚えておきたいのは、2560×1600ドットの高解像度で利用するには、デュアルリンクDVI-D対応のグラフィックスカードとDVI-Dケーブル(CG301Wに付属)が必要なことだ。CG301Wには2系統のPC入力があり、デュアルリンクDVI-Dに対応するのは「Signal 1」のみで、「Signal 2」はシングルリンクDVI-Dとなる。そのため、Signal 2の最大解像度は1920×1200ドットだが、そのぶんHDCPに対応している(Signal 1はHDCP非対応)。値は張るが、できるだけ大画面が必要な作業環境では、文句なしにおすすめだ。
主なスペック | ||
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モデル名 | ColorEdge CG301W | |
ボディカラー | ブラック | |
画面サイズ | 29.8型ワイド | |
画面解像度 | 2560×1600ドット | |
駆動方式 | VA | |
最大表示色 | 約1677万色(約680億色中) | |
色域 | Adobe RGBカバー率97% | |
内部多階調ガンマ補正 | 搭載(12ビットLUT) | |
デジタルユニフォミティ補正回路 | 搭載 | |
視野角 | 水平178度/垂直178度 | |
輝度 | 260カンデラ/平方メートル | |
コントラスト比 | 850:1 | |
コントラスト拡張機能 | − | |
応答速度 | 黒→白→黒12ms/中間階調6ms | |
オーバードライブ回路 | 搭載 | |
PC入力端子 | デュアルリンク対応DVI-D×1、シングルリンク対応DVI-D(HDCP対応)×1 | |
AV入力端子 | − | |
USB機能 | USB 2.0ハブ機能(アップストリーム×1、ダウンストリーム×2) | |
拡大モード | フルスクリーン、拡大(アスペクト比保持)、ノーマル(ドットバイドット) | |
色調整機能 | 輝度、色温度(4000〜10000Kまで500K単位、9300K)、ガンマ、色の濃さ、色合い、ゲイン、6色調整 | |
スタンド機構 | ハイトアジャスタブルスタンド(昇降範囲:118ミリ/スイベル:左右各35度/チルト:上40度) | |
画面の縦回転機構 | 搭載 | |
スピーカー | − | |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 689×254.7×511.5〜629.5ミリ | |
重量 | 約15.7キロ | |
EIZOダイレクト価格(税込) | 49万3500円 | |
1920×1200ドット表示の24.1型ワイドパネルを採用したColorEdgeシリーズの最新モデル。新世代インタフェースのDisplayPortを搭載したことで、将来的にDVIからDisplayPortへの移行が進んでも融通が利く。1系統のDisplayPortに加えて、デジタル/アナログ両対応のDVI-I(デジタル接続の場合はHDCP対応)も1系統持ち、接続の柔軟性が高い。
もちろん、ColorEdgeの特徴である、付属ソフトウェアのCNによる高精度なハードウェアキャリブレーション機能(別売のキャリブレーションセンサーが必要)、画面全体の輝度ムラ/色度ムラを低減するデジタルユニフォミティ補正回路などは健在。Adobe RGBカバー率97%の広色域パネルと内部16ビット演算処理の12ビットルックアップテーブルを備え、表示性能も良好だ。
加えて、画質面では「3Dルックアップテーブル」に対応した。画像処理で部分的な色の調整を行い、それ以外は色変化を最小限に抑えることで、RGBの組み合わせで発色する「加法混色」の性能が大幅に向上している。最新の性能と機能を組み込んだColorEdgeの新しいフラッグシップモデルとして要注目だ。
主なスペック | ||
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モデル名 | ColorEdge CG242W | |
ボディカラー | ブラック | |
画面サイズ | 24.1型ワイド | |
画面解像度 | 1920×1200ドット | |
駆動方式 | VA | |
最大表示色 | 約1677万色(約680億色中) | |
色域 | Adobe RGBカバー率97%、NTSC比102% | |
内部多階調ガンマ補正 | 搭載(12ビットLUT) | |
デジタルユニフォミティ補正回路 | 搭載 | |
視野角 | 水平178度/垂直178度 | |
輝度 | 270カンデラ/平方メートル | |
コントラスト比 | 1100:1 | |
コントラスト拡張機能 | − | |
応答速度 | 黒→白→黒12ms/中間階調6ms | |
オーバードライブ回路 | 搭載 | |
PC入力端子 | DVI-I(HDCP対応)×1、DisplayPort×1 | |
AV入力端子 | − | |
USB機能 | USB 2.0ハブ機能(アップストリーム×1、ダウンストリーム×2) | |
拡大モード | フルスクリーン、拡大(アスペクト比保持)、ノーマル(ドットバイドット) | |
色調整機能 | 輝度、色温度(4000〜10000Kまで500K単位、9300K)、ガンマ、色の濃さ、色合い、ゲイン、6色調整 | |
スタンド機構 | ハイトアジャスタブルスタンド(昇降範囲:82ミリ/スイベル:左右各35度/チルト:上40度) | |
画面の縦回転機構 | 搭載 | |
スピーカー | − | |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 566×230×456〜538ミリ | |
重量 | 約10.7キロ | |
EIZOダイレクト価格(税込) | 18万8790円 | |
24.1型ワイドで1920×1200ドットの「ColorEdge CG241W」と、22型ワイドで1680×1050ドットの「ColorEdge CG222W」は、ColorEdgeシリーズのスタンダードモデル的な位置付けの製品だ。Adobe RGBカバー率はCG241Wが96%、CG222Wが92%となり、広色域なデジタル写真の発色を高い精度で再現する。
ハードウェアキャリブレーションやデジタルユニフォミティ補正回路、内部16ビット演算処理の12ビットルックアップテーブルなど、ColorEdgeシリーズの高品質を実現する要素はすべて盛り込まれている(ハードウェアキャリブレーションには別売のキャリブレーションセンサーが必要)。画面の縦回転にも対応し、専用の遮光フードが付属するのもうれしい。
特にCG222Wは導入コストをできるだけ抑えつつ、ColorEdgeシリーズを導入したい環境に向いている。A3実寸を縦横表示できる大画面が欲しいなら24型ワイドのCG241W、クリエイティブ現場の一括導入やコスト重視なら22型ワイドのCG222Wに注目するとよいだろう。
主なスペック | |||
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モデル名 | ColorEdge CG241W | ColorEdge CG222W | |
ボディカラー | ブラック | ブラック | |
画面サイズ | 24.1型ワイド | 22型ワイド | |
画面解像度 | 1920×1200ドット | 1680×1050ドット | |
駆動方式 | VA | VA | |
最大表示色 | 約1677万色(約680億色中) | 約1677万色(約680億色中) | |
色域 | Adobe RGBカバー率96% | Adobe RGBカバー率92% | |
内部多階調ガンマ補正 | 搭載(12ビットLUT) | 搭載(12ビットLUT) | |
デジタルユニフォミティ補正回路 | 搭載 | 搭載 | |
視野角 | 水平178度/垂直178度 | 水平178度/垂直178度 | |
輝度 | 300カンデラ/平方メートル | 200カンデラ/平方メートル | |
コントラスト比 | 850:1 | 800:1 | |
コントラスト拡張機能 | − | − | |
応答速度 | 黒→白→黒16ms/中間階調6ms | 黒→白→黒16ms/中間階調8ms | |
オーバードライブ回路 | 搭載 | 搭載 | |
PC入力端子 | DVI-I(HDCP対応)×2 | DVI-I(HDCP対応)×2 | |
AV入力端子 | − | − | |
USB機能 | USB 2.0ハブ機能(アップストリーム×1、ダウンストリーム×2) | USB 2.0ハブ機能(アップストリーム×1、ダウンストリーム×2) | |
拡大モード | フルスクリーン、拡大(アスペクト比保持)、ノーマル(ドットバイドット) | フルスクリーン、拡大(アスペクト比保持)、ノーマル(ドットバイドット) | |
色調整機能 | 輝度、色温度(4000〜10000Kまで500K単位、9300K)、ガンマ、色の濃さ、色合い、ゲイン、6色調整 | 輝度、色温度(4000〜10000Kまで500K単位、9300K)、ガンマ、色の濃さ、色合い、ゲイン、6色調整 | |
スタンド機構 | ハイトアジャスタブルスタンド(昇降範囲:82ミリ/スイベル:左右各35度/チルト:上40度) | ハイトアジャスタブルスタンド(昇降範囲:82ミリ/スイベル:左右各35度/チルト:上40度) | |
画面の縦回転機構 | 搭載 | 搭載 | |
スピーカー | − | − | |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 566×230×456〜538ミリ | 507×230×439〜521ミリ | |
重量 | 約11キロ | 約11.2キロ | |
EIZOダイレクト価格(税込) | 18万8790円 | 13万4400円 | |
AdobeRGB 96%カバーの広色域と均一な表示品質を誇る“新世代ColorEdge”――「ColorEdge CG241W」
EIZOダイレクトで購入(ColorEdge CG241W)
EIZOダイレクトで購入(ColorEdge CG222W)
FlexScan SXシリーズは、ColorEdgeシリーズの技術を踏襲した高い表示性能を持っている。ColorEdgeシリーズと比較して特に大きな違いの1つはCNによるハードウェアキャリブレーションに対応しないことだが、新しく登場したカラーマッチングツールのEasyPIXによって、その実力を存分に引き出せるようになった。FlexScan SX2761W-PXとFlexScan SX2461W-PXは、EasyPIXが付属するお買い得なモデルだ。
EasyPIXは専用センサーとソフトウェアのセットで、プリンタとのカラーマッチング、写真の観賞や編集、Web表示などの一般用途という3種類の目的に応じたディスプレイの調整を簡単に行える。CNほど高度な機能はないものの、初心者でも手軽にカラーマッチングやキャリブレーションを実行できるのが持ち味だ。
SX2761W-PXは画面サイズが27型ワイド、SX2461W-PXは24.1型ワイドで、画面解像度はどちらも1920×1200ドットと余裕がある。sRGBの色空間変換にも対応した広色域表示、内部16ビット演算処理の12ビットルックアップテーブル、デジタルユニフォミティ補正回路といった高画質化機能はColorEdgeシリーズ譲りだ。デジタル写真にこだわりを持つ個人ユーザーや、クリエイティブ現場の作業ディスプレイとしておすすめしたい。
主なスペック | |||
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モデル名 | FlexScan SX2761W-PX | FlexScan SX2461W-PX | |
ボディカラー | セレーングレイ、ブラック | セレーングレイ、ブラック | |
画面サイズ | 27型ワイド | 24.1型ワイド | |
画面解像度 | 1920×1200ドット | 1920×1200ドット | |
駆動方式 | VA | VA | |
最大表示色 | 約1677万色(約680億色中) | 約1677万色(約680億色中) | |
色域 | Adobe RGBカバー率95%、NTSC比92% | Adobe RGBカバー率96%、NTSC比92% | |
内部多階調ガンマ補正 | 搭載(12ビットLUT) | 搭載(12ビットLUT) | |
デジタルユニフォミティ補正回路 | 搭載 | 搭載 | |
視野角 | 水平178度/垂直178度 | 水平178度/垂直178度 | |
輝度 | 320カンデラ/平方メートル | 300カンデラ/平方メートル | |
コントラスト比 | 850:1 | 850:1 | |
コントラスト拡張機能 | − | − | |
応答速度 | 黒→白→黒16ms/中間階調6ms | 黒→白→黒16ms/中間階調6ms | |
オーバードライブ回路 | 搭載 | 搭載 | |
PC入力端子 | DVI-I(HDCP対応)×2 | DVI-I(HDCP対応)×2 | |
AV入力端子 | − | − | |
USB機能 | USB 2.0ハブ機能(アップストリーム×1、ダウンストリーム×2) | USB 2.0ハブ機能(アップストリーム×1、ダウンストリーム×2) | |
拡大モード | フルスクリーン、拡大(アスペクト比保持)、ノーマル(ドットバイドット) | フルスクリーン、拡大(アスペクト比保持)、ノーマル(ドットバイドット) | |
色調整機能 | 輝度、コントラスト、色温度(14段階:4000〜10000Kまで500K単位、9300K)、ガンマ調整、色の濃さ、色合い、ゲイン、6色調整 | 輝度、コントラスト、色温度(14段階:4000〜10000Kまで500K単位、9300K)、ガンマ調整、色の濃さ、色合い、ゲイン、6色調整 | |
スタンド機構 | ハイトアジャスタブルスタンド(昇降範囲:118ミリ/スイベル:左右各35度/チルト:上40度) | ハイトアジャスタブルスタンド(昇降範囲:82ミリ/スイベル:左右各35度/チルト:上40度) | |
画面の縦回転機構 | 搭載 | 搭載 | |
スピーカー | − | − | |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 630×254.7×492.5〜610.5ミリ | 566×230×456〜538ミリ | |
重量 | 約13.2キロ | 約11キロ | |
EIZOダイレクト価格(税込) | 17万8000円 | 13万7800円 | |
ColorEdgeの遺伝子を持つ“高色再現”ディスプレイ現る――「FlexScan SX2461W/SX2761W」
EIZOダイレクトで購入(FlexScan SX2761W-PX)
EIZOダイレクトで購入(FlexScan SX2461W-PX)
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年3月31日