毎月さまざまなモデルが登場して百花繚乱(りょうらん)状態のNetbook/低価格ミニノートPC市場だが、何かと話題に上るのは海外PCベンダーばかりだ。Eee PCで名をはせるASUSTeKは、スリムモデルの「Eee PC S101」、HDD搭載の「Eee PC 1000H-X」、長時間駆動の「Eee PC 901」に「Eee PC 901-16G」、軽量の「Eee PC 701SD」、安価な「Eee PC 4G」と圧倒的なバリエーションモデルを投入し、一方でデルは、大画面スリムモデルの「Inspiron Mini 12」の追加と「Inspiron Mini 9」の価格改定、およびカラーバリエーションなどBTOメニューの拡充、そして日本ヒューレット・パッカード(HP)は「HP 2133 Mini-Note PC」に続く低価格ミニノートPC第2弾として「HP Mini 1000」と「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」を投入、そして日本エイサーも「Aspire one」に新色追加と、矢継ぎ早に手を打っている。
それに対し、国内PCベンダーはオンキヨーの「SOTEC C1」、9月29日に製品発表を行った東芝の「NB100」、11月19日のエプソンダイレクト「Endeavor Na01 mini」、そして国内のPC市場でトップシェアを握るNECの「LaVie Light BL100/RA」と、徐々にではあるが反撃ののろしをあげている。
リリース記事やレビュー記事は下記に譲り、ここでは量産機でベンチマークテストを実施した。ハードウェアのスペックがほぼ横並びとなるNetbook/低価格ミニノートPC製品において、本機はどのようなパフォーマンスを発揮するのだろうか。
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“華麗なるミニノート”――ASUS「Eee PC S101」の真価を問う(前編)
“華麗なるミニノート”――ASUS「Eee PC S101」の真価を問う(中編)
“華麗なるミニノート”――ASUS「Eee PC S101」の真価を問う(後編)
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国内PCベンダーらしいサポートやサービス体制をウリにする本機だが、ハードウェア面では160Gバイトと比較的容量の大きいHDDを搭載しているのが光る。そのほかのスペックは、Atom N270(1.6GHz)のCPU、Intel 945GSE Expressチップセット、チップセット内蔵のグラフィックス機能、1Gバイトのメモリ(PC2-4200対応)、OSのWindows XP Home Edition(SP3)と、競合機と横並びだ。液晶ディスプレイは8.9型とやや小ぶりだが、解像度は1024×600ドット表示を確保している。画面の縁がやや広いので、やぼったさを感じるものの、画面への映り込みが激しい光沢タイプを備えているモデルが多い中で、目が疲れにくい非光沢タイプを採用しているのも見逃せないところだ。バッテリー駆動中やPCの電源がオフの状態でも接続機器に充電できる「パワーオフUSB充電機能」も、本機ならではの機能として挙げられるだろう。
ちなみに、本機のボディサイズは250(幅)×176.5(奥行き)×31.3〜36.5(厚さ)ミリ、重量が約1.17キロだ。
次のページでは、バッテリーの駆動時間やベンチマークテストの結果を見ていこう。
動画で見る低価格ミニPC――NEC「LaVie Light BL100/RA」編
動画で見る低価格スリムPC――ファンレス仕様の「Inspiron Mini 12」編
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