11月25日に日本ヒューレット・パッカード(HP)から発表された低価格ミニノートPC第2弾の「HP Mini 1000」だが、同社直販の「HP Directplus」では12月10日午前0時に発売が開始される。一足先にHDDモデルの試作機を入手できたので、まずはパフォーマンスをチェックした。これまでのHP Miniシリーズに関する記事は下記を参照してほしい。
Netbook/低価格ミニノートPCはハードウェアスペックが似通っているため、総じてテスト結果に差があまりでないが、気になるのはバッテリーの駆動時間だ。ここでは海人氏作のBBench V1.01を使って動作時間を検証した。設定条件としては、液晶ディスプレイの輝度を最高に、電源設定をポータブル/ラップトップにし、Web巡回(60秒間隔)とキーストローク出力(10秒間隔)をオン(Bluetoothの電源はオフ)にしたところ、約117分でバッテリー残量がゼロになった。
標準の3セルリチウムポリマーは容量が11.1ボルト 26ワットアワーで、公称駆動時間は約3.3時間(SSDモデルは約3.5時間)となっている。今回はHDDモデルで試したが、SSDモデルをはじめ、11段階に切り替えられる液晶の輝度や電源設定を切り替えればさらなる動作は可能だが、いずれにせよ標準バッテリーでの動作時間はモバイルPCとして心もとない。後日追加される予定の6セルバッテリーが待ち遠しい。
なお、本機は外部ディスプレイ出力を標準で持たないため、PCMark05はトータルスコアとGraphicsの値が計測できず、FF XIベンチの高解像度(High)も試作機のためか完走できなかった。
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11月25日に開催された製品発表会では、ゲストとしてモデルの椿姫彩菜(つばきあやな)さんや俳優の要潤(かなめじゅん)さんのほか、2009年2月に発売予定のスペシャルモデルである「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」のデザインに携わったヴィヴィアン・タム氏が登場するなど、華やかなイベントになった。当日夜に行われたファッションショーを含めてすでに記事ではお届けしているが、ここでは動画で発表会の模様を振り返ってみよう。
日本HPが本機にかける意気込みや狙いが分かるだけでなく、出演者のコメントも収録しているので製品選びの参考にしてほしい。
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