2008年秋冬モデルでは上位機種とカラーバリエーションを用意した下位機種の2系統で構成されていたVAIO type Sは、2009年春モデルでカラーバリエーションを展開する「VGN-SR72B/S」と「VGN-SR72B/P」の1系統2機種に集約された。店頭モデルのボディカラーは従来と同じくスターシルバー(VGN-SR72B/S)とサクラピンク(VGN-SR72B/P)だ。
CPUはCore 2 Duo P8600(2.4GHz)に変更されたほか、HDDは320Gバイトと従来の2倍へ増強された。無線LANは従来の上位モデルと同じくIEEE 802.11a/b/g/n(nはドラフト2.0に準拠)をサポートするが、上位モデルで用意されていたデスクリートGPUのMobility Radeon HD 3470は廃止され、Intel GM45 Expressチップセットに統合されたIntel GMA 4500MHDだけを利用する。標準構成のメモリ容量は従来と同じ2Gバイトで、OSもWindows Vista Home Edition(SP1)の32ビット版と変わらない。
VGN-SR72Bの実売価格は約18万円になる見込み。出荷開始は1月10日の予定だ。
VAIOオーナーメードモデルでは、店頭モデルで展開しているカラーバリエーション以外のボディカラーを用意しているが、2008年秋冬モデルでもあった「ナイトブラック」「ブリリアントシルバー」「スパークリングピンク」に加えて「チタングレー」も選択できるようになった。
また、CPUでは店頭モデルよりハイエンドなCore 2 Duo T9800(2.93GHz)、Core 2 T9550(2.66GHz)、Core 2 Duo P8700(2.53GHz)が用意されるほか、メモリも4Gバイト(2Gバイト×2)が搭載できる。ただし、OSの選択肢として用意される、Windows Vista Ultimate(SP1)、Windows Vista Business(SP1)、Windows Home Premium(SP1)はすべて32ビット版となる。また、デスクリートGPUとしてMobility Radeon HD 3470(グラフィックスメモリは256Mバイト)も実装可能になるが、CPUでCeleron 585(2.16GHz)を選択した場合は、Intel GMA 4500MHDを統合したIntel GM45 Expressしか選べない。
VAIOノートPC店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
VAIO type S | VGN-SR72B/P | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo P8600(2.4GHz) | 2048MB(DDR2) | 320GB | Home Premium(SP1) | 17万円前後 |
VGN-SR72B/S | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo P8600(2.4GHz) | 2048MB(DDR2) | 320GB | Home Premium(SP1) | 17万円前後 | |
VAIOノートPC店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
VAIO type S | VGN-SR72B/P | 13.3型ワイド | 1280×800 | Intel GM45 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約1.95キロ |
VGN-SR72B/S | 13.3型ワイド | 1280×800 | Intel GM45 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約1.95キロ | |
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