始まる前から腹いっぱい──CES Unveiledを待たずに登場した「次世代Eee PC」2009 International CES(3/3 ページ)

» 2009年01月07日 18時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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「折り紙」のアイデアで変形PCが実現する

 これ以外にも、マルチタッチに対応するタッチパネルを組み込んだモバイルノートPC「ASUS N20」や、パーツが実装されたパネルを「折り紙のように」(シェン氏)折ることで形状が可変するコンセプトモデルが、シェン氏から紹介されたほか、Eee PC S101のデータストレージをHDDに変更した「Eee PC S101H」の実機も会場に展示されていた。

折り紙を意識したコンセプトPCのモックアップ(写真=左、中央)とHDDを搭載したEee PC S101Hの実機サンプル(写真=右)

折り紙をモチーフにしたコンセプトPCでは、折り紙のように折って形状を変化させることで、PCの利用状況に適した形に変形させることを計画している

説明会では、コンセプトPCで導入する予定のユーザーインタフェースも紹介された。データを多人数でリアルタイムに共有する操作を意識した画面デザインが考案されている

HDDを搭載したS101は、ちょっと重たくちょっと厚く

 Eee PC S101Hの資料によると、Eee PC S101Hの構成は10.2型ワイド液晶ディスプレイにAtom N270、メモリはDDR2を1Gバイトを搭載し、100BASE-TX、IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetoothに対応、インタフェースはUSB 2.0×3に有線LAN、アナログRGBを用意するなど、Eee PC S101とほぼ同じだ。

 ただ、データストレージに160Gバイト(ほかに10GバイトのEee Storageが利用できる)を採用しており、その影響で重さは1100グラムに増え、バッテリー駆動時間も約5時間と“訂正後”のEee PC S101の6時間から短くなっている。

 なお、ボディサイズは264(幅)×180.5(奥行き)×25(厚さ)ミリと資料にはEee PC S101と同じ値が示されているが、ASUSでは「厚さはわずかに増えている」と説明している(最薄部のデータが不明なので、その部分が変化した可能性がある)。

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