1月13日にリリースされたNECのNetbook「LaVie Light」。2008年10月に初代が登場し、第2世代目となる新LaVie Lightでは、全4色のカラーバリエーション展開(ソリッドブルー、ソリッドピンク、フラットホワイト、パールブラック)と、液晶ディスプレイの大型化(8.9型ワイドから10.1型ワイド)がトピックだ。画面解像度は1024×600ドットから1024×576ドットに減ったが、アスペクト比は16:10から16:9に変更され、表面処理も非光沢から光沢タイプに一新された。液晶ディスプレイへの映り込みは目につくが、液晶ディスプレイが大型になって視認性は向上している。
そのほかの基本スペックは、Atom N270(1.6GHz)のCPUにIntel 945GSE Expressチップセット、1Gバイト(PC2-4200対応/メモリスロットは1基で空きなし)のメモリ、容量160Gバイト(5400rpm/Serial ATA対応)の2.5インチHDDは従来機を継承する。OSもWindows XP Home Edition(SP3)で、ボディサイズは250(幅)×176.5(奥行き)×31.3〜36.5(厚さ)ミリのままだ。一方、バッテリー駆動時間は約2.6時間から約3時間に延び、重量も約1.17キロから約1.16キロに若干ではあるが減少した。
このあたりの仕様は、同クラスのNetbookと比べて大差ないが、内部構造にはどのような違いが見られるのだろうか。
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新LaVie Lightは底面からアクセスできるスロットがなく、メモリスロットやHDDには底面のカバーを外す必要がある。一見すると全分解が避けられないように思えるが、底面にある12本のネジを外すだけで底面のカバーは取り除ける。底面のカバーを外すと1基のメモリスロットやHDDが現れ、換装は容易に行える。試しに手持ちの2Gバイトのモジュールと、容量500GバイトのSerial ATA HDD(Western Digital WD5000BEVT)に交換したところ、問題なく認識された。
全体の分解には数多くのネジを回す必要があるが、故障原因となりやすい電源部分やアナログRGB出力の配置に気を配ったり、冷却ファンやHDDの形状に合わせて基板をくりぬくなど、細かい部分で工夫を施している点に、国産PCベンダーのこだわりを感じた。
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