NVIDIA、“ハイエンドバリュー”な「GeForce GTS 250」を発表

» 2009年03月03日 17時00分 公開
[ITmedia]

 NVIDIAは、3月3日に新しいデスクトップ向けGPUの「GeForce GTS 250」を発表した。これまで「GeForce 9800 GTX+」と呼ばれていたモデルが、GeForce GTS 250に名称を変更するもので、そのままGeForceシリーズの“ハイエンドバリュー”クラスを担うことになる。NVIDIAの想定では、このGPUを搭載するグラフィックスカードの価格はグラフィックスメモリ1Gバイト搭載モデルで149ドルに、512Mバイト搭載モデルで129ドルになるとみられている。

NVIDIAの資料に示されたGeForceのハイエンドラインアップの構成。GeForce 9800 GTX+がGeForce GTS 250に移行し、新たにグラフィックスカード1Gバイト搭載モデルが追加された

 NVIDIAが説明資料の中で示しているGeForce GTS 250のスペックは、コアクロックが738MHz、シェーダクロックが1836MHz、グラフィックスメモリクロックが1100MHz。統合型シェーダユニットは128個搭載する。対応するグラフィックスメモリの規格はGDDR3で、最大容量は1Gバイト。NVIDIAが示したリファレンスカードには外部電源用に6ピンのコネクタを1つ用意する。消費電力は150ワット。

 NVIDIAが測定したゲームタイトルによるベンチマークテスト結果で、単体構成のGeForce GTS 250は、同じ単体構成のRadeon HD 4850を上回る成績を出している。また、複数のGeForce GTS 250搭載グラフィックスカードによるNVIDIA SLI構成では、同じく複数のRadeon HD 4850によるCrossFire構成が効率を下げる局面でも有効に機能しているデータがNVIDIAから示されている。

NVIDIAが示したGeForce GTS 250とRadeon HD 4850で比較したベンチマークテストの相対結果。左は単体構成で右はマルチGPU環境で測定されている

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