13型サイズで“世界最薄”をうたうデルの新型ノートPC「Adamo」が六本木の東京ミッドタウンで一般公開された。
今回の展示は、3月20日(金)から4月5日(日)まで開催される春のイベント「Midtown Blossom 2009」の1つとして設置された屋外フリーミュージックスペース「Midtown Blossom Lounge」で実施され、実機に触れられるタッチアンド&トライコーナーも設けられている。
国内初披露となった3月27日には、Midtown Blossom Lounge内に6台のAdamoが並び、行き交う人の足を止めていた。なお、Midtown Blossom Loungeの場所は、東京ミッドタウンプラザ1階のキャノピー・スクエア。3月27日(金)から3月29日(日)まで展示される。
Adamoはアスペクト比16:9の13.4型ワイド液晶ディスプレイ(1366×768ドット)を搭載するノートPCで、マイケル・デル会長が「スタイリッシュでデザインに優れた、今までにないイノベーティブな製品」と語るアルミ削り出しの薄型ボディが最大の特徴だ。また、発熱の低い超低電圧版のCore 2 Duo SU9300/SU9400と128GバイトSSDを採用する非常に“静かな”モデルとなっている。実際、展示されていたAdamoに耳を近づけても動作音はせず、(屋外だったこともあるが)冷たいアルミの質感が印象的だった。ただし、「Adamoはファンレスではない」(同社)とのこと。
そのほか、実機を触って気付いたポイントをいくつか紹介しよう。まず、アルミ削り出しのボディだが、同じうたい文句で知られるアップルのユニボディのように「1枚の板」という印象はなく、複数のパーツから組み上げられている。例えば天板の半分にガラスを用いたり、同じアルミでも表面加工を変え、パターンを刻印するといった具合に、さまざまな意匠をこらしている。また、ボディのエッジ部はほぼ垂直に切り落とされ、より薄く見せるために周辺部に向かってわん曲していくMacBook Airとは異なる。
一方、液晶ディスプレイは、額縁いっぱいまでガラスをはめ込んだEdge-to-Edgeの光沢仕様で、こちらは黒い額縁とともにMacBookの液晶に似ている。屋外ではパネル表面への外光の映り込みは避けられないだろう。ちなみに、液晶部と上辺とパームレスト手前が磁石で吸着するラッチレス構造を採用している。カラーバリエーションは、パール・ホワイトとオニキス・ブラックの2色。これにあわせてACアダプタも色違いが用意されている。天板下半分とパームレストにヘアライン加工が施されたオニキス・ブラックモデルは、ACアダプタまでヘアラインになっている。
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