“世界最薄”ノートPCと恋に落ちる――東京ミッドタウンで「Adamo」が初公開触ってきました(1/2 ページ)

» 2009年03月27日 16時55分 公開
[ITmedia]

「Adamo」が期間限定で日本初公開

東京ミッドタウンに「Adamo」が展示された

 13型サイズで“世界最薄”をうたうデルの新型ノートPC「Adamo」が六本木の東京ミッドタウンで一般公開された。

 今回の展示は、3月20日(金)から4月5日(日)まで開催される春のイベント「Midtown Blossom 2009」の1つとして設置された屋外フリーミュージックスペース「Midtown Blossom Lounge」で実施され、実機に触れられるタッチアンド&トライコーナーも設けられている。

 国内初披露となった3月27日には、Midtown Blossom Lounge内に6台のAdamoが並び、行き交う人の足を止めていた。なお、Midtown Blossom Loungeの場所は、東京ミッドタウンプラザ1階のキャノピー・スクエア。3月27日(金)から3月29日(日)まで展示される。

タッチアンド&トライコーナーには常時コンパニオンが立っており、製品の説明もしてくれる(写真=中央)。光が差し込むビックキャノピー下に展示された「Adamo」(写真=左)。取材は展示初日の早い時間だったが、熱心に実機を触る人も見られた(写真=右)

左がオニキス・ブラック、右がパール・ホワイト(写真=左)。透明な厚手のプラスチックで作られたパッケージ。展示用ではなく、この形で販売される(写真=中央)。来場者にはAdamoのオリジナルポストカードがプレゼントされる(写真=右)

 Adamoはアスペクト比16:9の13.4型ワイド液晶ディスプレイ(1366×768ドット)を搭載するノートPCで、マイケル・デル会長が「スタイリッシュでデザインに優れた、今までにないイノベーティブな製品」と語るアルミ削り出しの薄型ボディが最大の特徴だ。また、発熱の低い超低電圧版のCore 2 Duo SU9300/SU9400と128GバイトSSDを採用する非常に“静かな”モデルとなっている。実際、展示されていたAdamoに耳を近づけても動作音はせず、(屋外だったこともあるが)冷たいアルミの質感が印象的だった。ただし、「Adamoはファンレスではない」(同社)とのこと。

 そのほか、実機を触って気付いたポイントをいくつか紹介しよう。まず、アルミ削り出しのボディだが、同じうたい文句で知られるアップルのユニボディのように「1枚の板」という印象はなく、複数のパーツから組み上げられている。例えば天板の半分にガラスを用いたり、同じアルミでも表面加工を変え、パターンを刻印するといった具合に、さまざまな意匠をこらしている。また、ボディのエッジ部はほぼ垂直に切り落とされ、より薄く見せるために周辺部に向かってわん曲していくMacBook Airとは異なる。

 一方、液晶ディスプレイは、額縁いっぱいまでガラスをはめ込んだEdge-to-Edgeの光沢仕様で、こちらは黒い額縁とともにMacBookの液晶に似ている。屋外ではパネル表面への外光の映り込みは避けられないだろう。ちなみに、液晶部と上辺とパームレスト手前が磁石で吸着するラッチレス構造を採用している。カラーバリエーションは、パール・ホワイトとオニキス・ブラックの2色。これにあわせてACアダプタも色違いが用意されている。天板下半分とパームレストにヘアライン加工が施されたオニキス・ブラックモデルは、ACアダプタまでヘアラインになっている。

ガラスとアルミを使い分けてデザインした天板。ブラックとホワイトではアルミ部分の表面加工も異なる(写真=左/中央)。ラッチレス構造を採用する(写真=右)

Enterキーの右側にPgUp/PgDnキーが回りこむデルでおなじみのキーレイアウト。キーボード奥にはタッチセンサ式のマルチメディア操作ボタンが並ぶ(写真=左)。キーボードバックライトも内蔵。ただし環境光に応じて自動点灯するタイプではなく、ファンクションキーでユーザーがオン/オフを切り替える(写真=中央)。キートップは指に吸い付く形でカーブしており、打ち心地がいい。光の加減でパッドのエッジがキラリ(写真=右)
本体前面/背面/左側面/右側面

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