細部まで緻密に作り込まれたAdamoだが、ヘッドフォン端子を除く主なコネクタはすべて背面にまとめられており、スピーカーも液晶ディスプレイの後方にあるなど、ユーザービリティよりもデザインを優先した側面があるようだ。また、ユーザーによるパーツの増設やメンテナンスなども行えない構造で、メモリやバッテリーの交換には専用の工具が必要になるという。ただしその分、底面は非常にすっきりとしており、持ち運ぶときに腕に抱えて底面が見えても、1つのデザインとして成立している点は目を引く(そもそも「デル」ロゴさえ底面にあり、立体的にレーザー刻印されている!)。Adamoのカタログには「匠と美を結ぶ愛の結晶」という文句が踊るが、確かにここまでデザインにこだわった製品は、同社では初めてだろう。
ことデザインを前面に押し出した製品は、自分の目で実際に見て、触ってみないと分からない部分が多い。ニュースを見てAdamoに“新しい恋”の予感を感じた人は、ぜひ東京ミッドタウンに足を運んでほしい。なお、Adamoが展示されているMidtown Blossom Loungeでは、週末の3月28日(土)/29日(日)に、菊地成孔氏やquasimodeなどのアーティストによるフリーライブも行われる予定だ。
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