富士通は、19型ワイド液晶ディスプレイ搭載の液晶一体型デスクトップPC「FMV-DESKPOWER EK」の2009年夏モデルを発表した。店頭販売向けのラインアップは2008年春モデルと同様、1モデルのみが販売される。新モデルとなる「EK/D50」は4月23日の発売予定だ。価格はオープンで、実売価格は15万円前後と予想される。
FMV-DESKPOWER EKは省スペースに配慮したシンプルな液晶一体型PCだ。基本スペックは、前モデルの「EK/C50」と比較して、CPUのCore 2 Duo(FSB 1066MHz/2次キャッシュ3Mバイト)をP8400(2.26GHz)からP8700(2.53GHz)に、PC3-8500対応DDR3 SDRAMのメインメモリを2Gバイト(2Gバイト×1)から4Gバイト(2Gバイト×2)に、回転数7200rpmのSerial ATA HDDを320Gバイトから500Gバイトに強化した。
グラフィックス機能のIntel GMA 4500MHDを統合したIntel GM45 Expressチップセットと、DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ、1440×900ドット表示の19型ワイド液晶ディスプレイは従来通りだ。
ボディのデザインにも変更はなく、本体サイズは445(幅)×213(奥行き)×390(高さ)ミリ、重量は約11.5キロ。インタフェース類は、1000BASE-Tの有線LAN、4基のUSB 2.0、アナログD-Sub出力、PS/2、音声入出力を内蔵する一方、FMV-DESKPOWERのほかの液晶一体型PCが備えている無線LANモジュールやメモリカードスロットは非搭載だ。付属のワンタッチボタン付きキーボードはPS/2で、横スクロール機能付き光学式マウスはUSBで接続する。
プリインストールOSは32ビット版のWindows Vista Home Premium(SP1)、オフィススイートはOffice Personal 2007(SP1)を搭載する。付属ソフトはFMV-DESKPOWERのほかのシリーズより少なく、オーサリングソフトやAVCHDプレーヤーソフトなどAV機能に関連したタイトルなどが減らされている。
なお、同社直販の「WEB MART」では、2Gバイト(1Gバイト×2)のメインメモリや320GバイトのHDD、Office Personal 2007 with PowerPoint 2007(SP1)などを選択できる一方、従来機にあったCeleronのメニューは省かれている。
FMV-DESKPOWER EK店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
FMV-DESKPOWER EK | EK/D50 | 液晶一体型 | マイナーチェンジ | Core 2 Duo P8700(2.53GHz) | 4096MB(DDR3) | 500GB | Home Premium(SP1) | 15万円前後 |
FMV-DESKPOWER EK店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
FMV-DESKPOWER EK | EK/D50 | 19型ワイド | 1440×900 | Intel GM45 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約11.5キロ |
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