2009年のPC夏商戦、テーマは「女性とケータイ」──WDLCが提案

» 2009年04月23日 19時51分 公開
[ITmedia]
photo 「アイ.ハコブ プロジェクト」キャンペーンの参画企業

 不況による消費動向の冷え込みとともに、Windows 7の登場を間近にした買い控え傾向も予想される2009年のPC夏商戦。PC業界は新たな市場ニーズの開拓と創造に必死だ。

 マイクロソフトをはじめ、PC関連メーカーや量販店、コンテンツプロバイダなどが参加するウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム(WDLC)は4月23日、業界の枠を超えた2009年夏商戦向け合同キャンペーン「アイ.ハコブ プロジェクト」を開始した。

 アイ.ハコブ プロジェクトは、「PCとケータイ」をテーマに「もっと人とつながりたいと思うアナログな気持ちを、PCやケータイ、PC周辺機器やネットサービスなどのデジタルな力で実現する方法」を、20代から30代の女性に訴求するキャンペーン。実施期間は2009年4月23日から9月30日。携帯電話を中心に利用するターゲットの女性層に対して、PCと携帯電話を一緒に利用することでより広がる生活シーンを提案し、PC本体やPC関連機器、関連サービスなど新たな市場開拓とともに、その需要喚起を図る。

 キャンペーンでは主に、PCとカメラ付きのおサイフケータイ(FeliCa対応携帯電話)を軸に、オンライン写真サービスやPC周辺機器、デジタルフォトフレーム、FeliCa機能などを活用する利用シーンを、バイラル(口コミ)マーケティングなどの手法も活用しながら提案。プロジェクトサイトの監修・企画を映画『おくりびと』を手がけた小山薫堂氏やアーティストの秦基博氏らが手がける。

 スポンサー企業はマイクロソフトを始め、PC関連メーカーやPC周辺機器メーカーから、ソフトウェア、量販店、コンテンツプロバイダ、テレビ・ラジオ局、出版社など全37社。期間中、キャンペーンサイトへ80万ユニークユーザー(UU)を集客し、そのうちの約4割/約30万人の需要喚起を目標とする。WDLCの堂山昌司会長(マイクロソフト代表執行役副社長)は「最近は暗い話が多いが、PC業界はまだまだやれる。業界を盛り上げたい」と述べ、さまざまな業界の企業が集い、各社それぞれの特徴を生かした提案を同じテーマのキャンペーンで行うメリットをアピールする。

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