AdamoとMacBook Airが恋に落ちた!?――容姿編まずは動画でチェック(2/3 ページ)

» 2009年04月30日 11時11分 公開
[田中宏昌(撮影:矢野渉),ITmedia]

アルミ削り出しのボディを採用

 今回取り上げたAdamoとMacBook Airの主なスペックは前ページの表にまとめたが、メモリ容量や液晶ディスプレイと画面解像度、インタフェースの充実度、そして価格でAdamoが有利、一方CPUの動作クロックやグラフィックス性能、ボディサイズや重量ではMacBook Airがリードする格好だ。

 まず、外観については両モデルともアルミ削りだしボディが特徴で、ほかの並み居るPCとは一線を画している。ただ、デザインの方向性は大きく異なっており、MacBook AirはMacBookMacBook Proなど、ユニボディを採用したMacBookファミリーとしてシンプルで統一感が保たれている。それに対しAdamoは、パール・ホワイトとオニキス・ブラックでカラーリングだけでなくデザインも違っており、どちらかといえば素材感を生かした後者がMacBook Airに近いといえるだろう。パール・ホワイトは液晶ディスプレイ天面と底面部分に独特なパターンがあしらわれているので、好みが分かれるところだ。

Adamoのパール・ホワイトでは、天面にガラスがはめ込まれている
底面にはデルだけでなく、インテルとマイクロソフトのロゴが刻まれている
底面のゴム足も独特だ。表面からはネジ穴が1つも見えない

MacBook Airの液晶ディスプレイ天面。電源オン時はアップルロゴが光る
底面にネジ穴が見える。丸みを帯びたボディが特徴的だ
4隅にゴム足がある。ACアダプタのコネクタは磁石(MagSafe)になっている

MacBook AirとAdamo(パール・ホワイト)の外観比較

ボディサイズはMacBook Airがコンパクトで軽量だがインタフェースは限定的

手前がMacBook Airで奥がAdamo

 ボディサイズはAdamoが331(幅)×242(奥行き)×16.4(厚さ)ミリ、MacBook Airが325(幅)×227(奥行き)×4〜19.4(厚さ)ミリとなっており、底面積ではAdamoが一回りほど大きく、最厚部はAdamoが薄い。ただ、重量はAdamoが約1.81キロ、MacBook Airが約1.36キロと450グラムほども差があるので、手にした感覚はかなり違いがある。これはAdamoがちょっと厚めの“板”と感じるのに対し、MacBook Airは手に触れる部分がアールを描いているので見た目よりもスリムに感じる。

 インタフェースはMacBook Airが1基のUSB 2.0とヘッドフォンに加え、Mini DisplayPortと極めて絞り込まれている。一方のAdamoは3基のUSB 2.0(うち1基はeSATA兼用)とヘッドフォン、DisplayPort、ギガビット対応の有線LANを備え、標準でDisplayPort→DVI-D変換アダプタが付属し、デュアルディスプレイ出力も行える。何かと割り切りが必要なMacBook Airに対し、最低限とはいえ一通りの端子を装備したAdamoという構図だ。

MacBook Airを上に、Adamoを下にして比較。幅は約6ミリの差がある
左側面から見るとMacBook Airの奥行きが短いのが分かる
MacBook Airは背面もすっきりとしたデザインになっている

MacBook Airは右側面、Adamoは背面にインタフェースが並ぶ
Adamoは右側面にヘッドフォン端子がある
Adamoは背面左側に排気口が用意されている

 ACアダプタはともに出力が45ワットと共通だが、Adamoは天板にヘアライン加工を施したユニークなもので、サイズは63(幅)×106(奥行き)×16(高さ)ミリとフラットで小柄だ。ACケーブルが約195センチと長く持ち運びにはかさばるが、重量は約180グラムと軽量で、ウォールマウントプラグと電源ケーブルを交換できるのは便利だ。

 端子を磁力で接続するMagSafeを採用したMacBook AirのACアダプタは、MacBookファミリーと共通のデザインになっているが、サイズは65(幅)×65(奥行き)×29(高さ)ミリ、重量は約185グラムと最も小柄だ。ケーブルを巻き取る折りたたみ式のフックも用意されているので、持ち運びも苦にならない。

左がAdamo、右がMacBook AirのACアダプタ。底面積はAdamoが広い
厚さはAdamoのほうが約13ミリスリムだ
Adamoはウォールマウントプラグと電源ケーブルを交換可能だ

手前がMacBook Air、奥がMacBookのACアダプタ。両方ともウォールマウントプラグを電源ケーブルに交換できる
MacBook Airには別売のMini DisplayPortを接続できる。DVIやアナログRGB用それぞれが用意されている
AdamoにはDisplayPort→DVI-D変換アダプタが付属している

 次のページではキーボードやタッチパッド、液晶ディスプレイなど入力インタフェースを見ていこう。

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