ところで2009年4月現在、試験サービス中のUQ WiMAXはまだサービスエリアが狭い。こちらは今後のエリア拡大に期待したいが、「窓際なら入るが……」という状況だ。WiMAX Wi-Fiゲートウェイセットは、自宅やオフィス内ならこの状況をある程度打開できるが、MyBattery Book Xを併用すると、それ以外の場所でもUQ WiMAXの電波が入りやすそうな窓際に置いておける。
例えばファミリーレストランや喫茶店で運悪く奥まった席に案内されたとしても「はい、ちょっと失礼します。大変恐縮です」と出窓などに置かせてもらえばよい。UQ WiMAXは、“エリア内であれば”携帯キャリアの3Gデータ通信よりかなり快適に通信できるし、友達同士で集まってPSPやニンテンドーDSの通信型ゲームタイトルを楽しむシーンにも適している。
もちろんMyBattery Book Xは、UQ WiMAXだけに使うなどもったいない。
例えばUSB出力は、サービスエリアが広い携帯キャリアの3Gデータ通信端末かウィルコム端末+アイ・オー・データ機器「WN-G54/DCR」(5ボルト、5.5ミリ/2.1ミリコネクタを使用)などの組み合わせもよさそうだ。無線LAN化すると、PSPやニンテンドーDS、iPhone 3GやiPod touch、ウォークマン NW-X1000シリーズなどの無線LAN搭載機器も、外出先で気軽に便利に使えることだろう。
これらの機器をそのまま本体のUSB端子に接続すると、大容量のモバイルバッテリー(充電器)としても機能する。USB充電対応機器への充電はそれぞれの機器に応じたUSB充電ケーブルを別途用意する必要はあるが、これは家電量販店などで適当に入手できる(この手のケーブルはすでに所持している人も多いと思う)。ケータイの充電にも大変便利だ。
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