“多機能”で“スタイリッシュ”な複合機――キヤノン「PIXUS MX860」という選択ADF、FAX、有線/無線LANを搭載(1/3 ページ)

キヤノンの「PIXUS MX860」は、守備範囲がとにかく広いA4インクジェット複合機。プリント、スキャン、コピー、ダイレクトプリントに加えて、カラーFAX、ADF、有線/無線LANなど、ビジネスユースに十分対応できる機能をスタイリッシュなボディに凝縮している。この夏、仕事にも遊びにも使える手ごろな複合機を探しているならば、避けて通れない1台だ。

» 2009年05月11日 10時00分 公開
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ビジネスにもインクジェット複合機の恩恵を

キヤノンのA4インクジェット複合機「PIXUS MX860」

 インクジェット複合機は、ここ数年間で家庭向けプリンタ製品の主役となり、近ごろはビジネスユースにもそのすそ野を広げている。無論、オフィスではレーザー複合機が主流だが、少人数のワークグループやSOHO、あるいは自室に置く仕事兼用プリンタを探しているユーザーにとっては、そこまでの出力性能を必要としないケースも多い。こうした場面では、レーザー複合機に比べて、「低価格でカラー印刷が可能」「小型軽量」「省エネ」というメリットがあるインクジェット複合機が積極的に選ばれている。

 もっとも、インクジェット複合機をビジネスでも利用するには、相応の機能も必要だ。家庭向けの複合機は、写真用紙へのフォトプリントや年賀状作成が主な用途だが、仕事で使うとなると、普通紙の印刷品質をはじめ、両面印刷や両面コピー、書類のデータ化、FAXといった機能が重視される。各社から数多くのインクジェット複合機が発売されているが、SOHOや一般家庭のニーズに合致した、ホームユースとビジネスユースを同時に満たせる製品となると、非常に少ないのではないだろうか。

 そこで、キヤノンの「PIXUS MX860」である。同機はインクジェットプリンタ製品の人気ブランドである「PIXUS」の豊富な製品ラインアップにあって、特に多機能なA4複合機。プリント、スキャン、コピー、ダイレクトプリントといった複合機の基本機能にとどまらず、カラーFAX、ADF(自動原稿送り装置)による原稿の自動両面読み取りと自動両面印刷、有線/無線LANによるネットワーク接続、写真も文書も美しく印刷できる染料+顔料インクシステム、前面と後部の2系統給紙機構(普通紙専用の前面給紙カセット+後トレイ)など、実に多彩な機能を備えている。それでいて、ボディを洗練された上質なデザインにまとめ上げているのも見逃せない。今回はその魅力を5つのポイントに分けてチェックする。

Point 1:ADF+自動両面印刷+2系統給紙によるペーパーハンドリング

 PIXUS MX860の大きな特長が、A4用紙を最大35枚まで積載できる両面対応のADFだ。両面対応のADFは、業務用のコピー機では標準的な機能だが、インクジェット複合機で搭載する製品は数が限られる。これにより、両面印刷された複数枚の書類を1枚ずつ手で裏返すことなく、コピー、スキャンをすることが可能だ。

 また、自動両面印刷ユニットを内蔵しているため、片面原稿から用紙両面へのコピー、両面原稿から用紙片面へのコピーに加えて、両面原稿から用紙両面へのコピーも一度の操作で行えるのがありがたい。ADFと自動両面印刷の組み合わせは、ビジネスシーンにおける作業効率の向上と用紙の節約に大きく貢献してくれる。

ADFはA4/レターサイズの普通紙に対応。折り畳んだ状態では圧板と一体化している上面のトレイを右側に開いて利用する(写真=左)。ADFは自動両面読み取りに対応しており、こうした両面印刷の書類も一回の操作でコピー、スキャンが行える(写真=右)

普通紙用の前面カセットとさまざまな用紙を扱える後トレイの2系統給紙に対応。写真のように、両方にA4普通紙をセットすれば、合計300枚まで給紙できる

 給紙機構はPIXUSシリーズおなじみの2系統給紙に対応。写真用紙やはがきなど、さまざまな用紙を給紙できる後トレイと、普通紙(A4、A5、B5、レター)専用の前面カセットを柔軟に使い分けられる仕様だ。

 文書印刷やカラーコピー、FAX受信用の普通紙は、本体内にすっぽり収納できる前面カセットに常備できるため、設置面積が広がったり、紙にホコリが付着したりすることなく、スマートに給紙したままの状態を保てる。写真用紙やはがきに印刷したいときは、前面カセット内の用紙を交換せずに、後トレイを引き出してセットすれば済むので、使い勝手はすこぶるよい。

 給紙容量にも余裕があり、後トレイと前面カセットに普通紙を150枚ずつ、合計300枚セットできる(はがきは後トレイに40枚セットできる)。仕事で使う配布用資料など、たまに大量の普通紙印刷を行いたいときも、2系統給紙のおかげで用紙交換の手間が省けるというわけだ。

Point 2:セキュリティ機能を備えたスーパーG3対応FAX

 家庭向けの複合機はFAX機能を備えていない製品が主流だが、PIXUS MX860はビジネスにも十分通用するFAX機能を持つ。高速な送受信が可能なスーパーG3規格に対応した普通紙カラーFAX機能を搭載しているのだ。

 前面の操作パネルには、FAX用に5つの独立したワンタッチダイヤルボタンや短縮ダイヤル表示ボタン、リダイヤルボタン、テンキーなどを配置。最大5件のワンタッチダイヤル、最大100件の短縮ダイヤル、最大104件のグループダイヤルを登録でき、最大106件の同報送信にも対応する。SOHOや一般家庭では十分なメモリ件数といえるだろう。

操作パネルはFAX機能を備えた複合機としては、シンプルにまとまっている。FAX用に5つのワンタッチボタンやテンキーなどを配置しており、メニューは2.5型のカラー液晶モニタに表示する。モニタには広視野角のTFT液晶を採用し、視認性は良好だ

 また、送信先の番号を2回繰り返して押すことで入力ミスを防いだり、ダイヤルした番号と送信先のFAX番号が一致しない場合に送信を中止する誤ダイヤル防止機能、迷惑FAXの受信を拒否する機能、テンキーを使った送信先のダイヤルサーチ機能、Windows PCからのPC FAX送信機能(1宛先、モノクロのみ)といった、ビジネスFAX機に見劣りしない機能をそろえている。モノクロ送信時にテキストの画質を向上させる「ファインEX」モードを追加することで、FAXの品質を高めているのも好印象だ。

電話回線の状況に応じて、FAX専用、FAX優先、電話優先といった受信モードが選択できる(写真=左)。ワンタッチダイヤルや短縮ダイヤル、グループダイヤル、通信拒否番号を登録できる(写真=右)

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