Lenovoが発表したIdeaPad S12は、3セルバッテリー搭載時で重さ3ポンド(約1.4キロ)のボディに、12.1型ワイド液晶ディスプレイ(解像度は1280×800ドット)と「100%フルサイズキーボード」を搭載したミニノートPCで、CPUにはAtomシリーズを、チップセットにはNVIDIAのIONをそれぞれ採用する(ほかにIntel製チップセットを搭載したモデルも用意される)。
IONはNVIDIAが投入するAtom対応チップセットで、チップセットにはグラフィックスコアとしてGeForce 9400Mが統合されている。インテルのAtomプラットフォームで採用されるIntel 945GSE/GCと比べて、3D性能やPureVideo HD対応による高画質再生性能で優れているのが特徴だ。すでに、IONを採用した製品としてNettopの「AspireRevo」が日本エイサーから発表されている。
LenovoはIdeaPad S12のバッテリー駆動時間について「6セルバッテリーで6時間以上」と述べており、無線LANのほか3Gネットワークにも対応可能だ。データストレージには160GバイトのHDDを搭載し、システムメモリは1Gバイト。インタフェースには4-in-1マルチカードリーダーやExpressCardスロットを設けるほか、画像出力ではアナログRGB出力に加えてHDMIを搭載したモデルも用意される。
ボディカラーのバリエーションはホワイトモデルとブラックモデルの2種類が用意され、価格は449ドルの見込み。IONプラットフォーム搭載モデルは2009年の夏以降に出荷される予定だ。ただし、レノボ・ジャパンによるとIdeaPad 12の日本市場投入は現在検討中で、価格、扱うモデルの構成、出荷時期などは未定と説明している。
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