クアッドコアCPUと大画面液晶で3Dゲームも楽しめる「FMV-DESKPOWER CE/D50N」を駆ける(第2回)

インテル®のクアッドコアCPUを採用した「FMV-DESKPOWER CE/D50N」が、夏モデルで高性能なグラフィックスカードを搭載してパワーアップを図った。その詳細を見ていこう。

» 2009年05月28日 10時00分 公開
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「モンスターハンターフロンティアオンライン」の動作推奨PCに認定

「FMV-DESKPOWER CE/D50N」

 前回の記事では、インテル® Core™ 2 Quad プロセッサーとPCI Express x16のカードで提供される外付けGPUの採用により、高い性能を獲得した富士通のセパレート型デスクトップPC「FMV-DESKPOWER CE/D50N」の概要を見てきたが、今回は夏モデルの特徴を細かくチェックしていこう。

 この夏モデルで真っ先に目を引くのは、カプコンの人気ゲームタイトル「モンスターハンターフロンティアオンライン」の動作推奨PCとして認定されたことだ。一般的に、PCでゲームを楽しむには、Wiiやプレイステーション3、Xbox 360といった家庭用ゲーム機のように、ゲームソフトウェアを購入するだけでは済まない。まずゲームタイトルに必要とされる動作環境をチェックしないと、せっかくゲームを買っても手持ちのPCでは画面がカクカク動くだけだったり、最悪の場合はゲームが動作しないという事態も考えられる。実際、各PCゲームタイトルのページには、ゲームが何とか動作する必要最低限な環境と、快適にプレイできる推奨環境が細かく表記されている。

モンスターハンターフロンティアオンラインの最新版がシーズン5.0だ

 モンスターハンターフロンティアオンラインの動作環境を調べてみると、最低限の動作環境である「ライトモード」、推奨する動作環境の「ミドルモード」、快適かつ高画質でプレイ可能な環境の「ハイモード」という3つのモードが提示されている。OSやCPUをはじめ、メモリやHDD容量、果てはグラフィックスカードやグラフィックスメモリの容量、そしてサウンドと詳細に記されており、一般のメーカー製PCや自作PCなどでは、いちいちチェックしなければならず非常に面倒だ。

 その点、本機はカプコンから動作推奨PCの認定を受けており、そのような手間や心配とは無縁で、安心してモンスターハンターフロンティアオンラインをプレイできる。しかも、マシンスペックは前述のハイモードを十分に満たしており、モンスターハンターフロンティアオンラインの美麗なグラフィックスをフルに楽しめるのもうれしい。

 本機には、モンスターハンターフロンティアオンラインの最新版であるシーズン5.0のディスクが付属するだけでなく、オリジナルの防具アイテムが手に入る「インテル® Core™ 2 Duo プロセッサー キャンペーン」と、回復薬やこんがり肉などがセットになった「便利アイテムセット【入門】」という2つの特典がもれなく付いてくるのも見逃せない。

 ちなみに、4月にアップデートされたばかりのシーズン5.0は“新たなる挑戦、パローネ”というサブタイトルが付けられている。パローネ=キャラバンが中心となるアップデートで、初登場となる気球をはじめ、新モンスターや新たな武器の追加など、非常に盛りだくさんな内容だ。

ベルキュロス狩猟シーン
ヴォルガノス狩猟シーン
特典アイテムのオリジナル防具

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高速なGPUを搭載することで3Dの描画性能が飛躍的に向上

 上記で述べたように、PCゲームを満喫するにはマシンの絶対的なパフォーマンスが不可欠だ。夏モデルで本機がモンスターハンターフロンティアオンラインの動作推奨PCとなった背景には、従来から備えていたクアッドコアCPUの優れた処理能力に加え、新たにPCI Express x16のカードで提供される外付けGPUのパワーが大きい。3Dグラフィックスをフル活用したゲームを快適にプレイする際にカギを握るGPUには、GeForce 9500 GTを採用している。DirectX 10対応のGeForce 9シリーズではエントリーに位置するチップながら、春モデルまでのチップセットに統合されたグラフィックス性能に比べれば3Dの描画性能が飛躍的に向上しており、グラフィックス専用メモリも512Mバイト(DDR3)と必要十分だ。

 さらにハイビジョンの動画再生支援機能「PureVideo HD」を備えるほか、これまではCPUが行っていた演算処理をGPUが担う「GPGPU」(General Purpose GPU)もサポートしている。これにより、「CUDA」(Compute Unified Device Architecture)対応のアプリケーションでは高速な処理が可能になっており、動画のトランスコードが短時間で済んだり、ゲームの物理シミュレーションをリアルタイムで処理したりしてリアルな描画を実現できる。

GeForce 9500 GTのGPUを搭載したグラフィックスカードを新たに装備した(写真=左)。2基のDVI-Iコネクタを実装し、手軽にデジタル接続でのデュアルディスプレイ表示が可能だ。GPU-Z 0.3.4の画面(写真=右)。統合型シェーダーユニットの数は32基で、コアクロック550MHzで動作する

 そして将来的に性能が物足りなくなった場合でも、グラフィックスカードを換装してパフォーマンスアップを図れる。ここが、液晶一体型デスクトップPCにはない、セパレート型PCならではのアドバンテージだ。グラフィックスカードの交換はメーカーのサポート対象外の行為となるが、より高速なGPUにすることで簡単に3Dの描画性能を強化できるのは大きな魅力だ。本機はカードの奥行きが190ミリ以下のPCI Express x16対応グラフィックスカードを内蔵でき、背面にある2本のネジを回してカバーを外すだけで内部にアクセス可能なので、換装作業も容易に行える。

背面のネジ2本を回して側面のカバーを外すだけで内部にアクセスできる
グラフィックスカードはライザーカードを経由してマザーボードに装着されている
PCI Express x16対応のグラフィックスカードを装着可能だ

 なお、前回の記事でも触れた通り、富士通直販の「WEB MART」では豊富なカスタマイズメニューが用意されており、液晶ディスプレイの有無やサイズも自由に選べる。選択肢の中で最も大きなディスプレイは、店頭モデルに付属するのと同じ22型ワイドスーパーファインVX液晶ディスプレイだ。画面解像度は1680×1050ドット表示に対応し、ステレオスピーカーや電源を内蔵している。スタンドの奥行きが211ミリと短く、狭額縁タイプなので設置スペースが少なく済むのがうれしい。しかも電源ケーブルはPC本体に用意されているサービスコンセントにつなげられるため、余計な電源コンセントを必要としない。明るさやコントラスト、黒レベル、色温度(sRGB/5000/6500/9300/ユーザー設定)などの調整も可能だ。

店頭モデルに付属する22型ワイド液晶ディスプレイを選択可能だ
スタンドの奥行きが211ミリと短く、前後の角度調整機能も備えている
背面にDVI-DとアナログRGBの入力端子を装備する

色温度の選択画面
黒レベルの選択画面
消費電力を抑えるエコモードも選択可能だ

 以上、今回は夏モデルでの強化点を主に見てきたが、CPUにインテル® Core™ 2 Quad プロセッサー Q8300(2.5GHz/FSB 1333MHz/2次キャッシュ4Mバイト)を搭載した本機は、ゲームだけでなくOSのWindows Vista Home Premium(SP1)も快適に扱えるだけの性能を備えている。コンパクトなボディでありながら拡張性も確保しており、末永くホームエンターテインメントの中核として活躍してくれるだろう。1台目のPCとしてはもちろん、PCの買い替え/買い増しを検討しているユーザーにも自信を持ってお勧めできる1台といえそうだ。

 次回は、そのほかの便利機能や使い勝手のよさ、そしてCPUやGPUの性能をベンチマークテストで検証する予定だ。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年6月30日