デルは6月3日、17型ワイド液晶を搭載するゲーミングノートPC「Alienware M17x」を発表、同日より販売を開始した。Alianwareは、2006年にデルが買収したPCメーカーで、デルはこれまで主に米国と欧州で同ブランドから製品を投入していた。世界同時展開で製品をリリースするのは今回が初めて。
Alienware M17xは、Core 2 Extreme QX9300(2.53GHz)や、GeForce GTX 280MのSLI、最大8Gバイトのメモリ、512GバイトSSD(256Gバイト×2)を使ったRAID 0、1920×1200ドット表示に対応した17型ワイドパネルなど、ほぼすべてのコンポーネントでゲーマー向けの最高峰パーツを選択できるのが特徴。チップセットには、NVIDIA GeForce 9400M Gを内蔵する統合型のNVIDIA MCP79を採用しており、外付けGPUと切り替えることによりシステム全体の消費電力を最大240ワットから65ワットまで抑える機能も持つ。このほか、アルマイト加工されたボディの各所に発光するギミックを取り入れ、それぞれの色をコントロールできるカスタマイズ機能も目を引く。
BTOで選択可能なスペックは、CPUにCore 2 Duo P8600(2.4GHz)/同T9550(2.66GHz)/Core 2 Quad Q9000(2.0GHz)/Core 2 Extreme QX9300(2.53GHz)、メモリが4Gバイト〜8Gバイト、ストレージが250Gバイトから1Tバイト(500Gバイト×2)のHDDもしくは、128Gバイト〜512GバイトSSD(256Gバイト×2)、グラフィックスがGeForce GTX260 M/GeForce GTX260 M×2/GeForce GTX280 M×2、光学ドライブとして、DVDスーパーマルチとBlu-rayコンボ、Blu-ray Discドライブが用意されている。OSは64ビット版のWindows Vista Home Premium、またはWindows Vista Ultimateだ。なお、最少構成価格は23万9800円だが、最高構成を選択していくと80万円を軽く超えてしまうようだ。
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