特価キャンペーンに見る夏休みのアキバ古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)

» 2009年07月27日 11時30分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

「AGPはレガシーの中では異例の長寿命です」

Sapphire「HD4870 1GB GDDR5 PCI-E DUAL」と「HD4870 512M GDDR5 PCI-E DUAL」

 グラフィックスカードの新製品は、ベンダーオリジナル仕様のクーラーや接続端子を替えたバリエーションモデルが多かった。Sapphireからは2段占有のオリジナルクーラーを採用したPCI Express x16のRADEON HD 4870カードが2製品登場。GDDR5メモリを1Gバイト搭載する「HD4870 1GB GDDR5 PCI-E DUAL」は1万9000円前後、512Mバイト搭載の「HD4870 512M GDDR5 PCI-E DUAL」は1万7000円円前後で出回っている。T-ZONE.PC DIY SHOPは「1万円台後半のグラフィックスカードは好調に売れています。RADEON系ではRADEON HD 4770の期待が大きかったのですが、いまだに潤沢にはなっていません。そこで最近はHD 4870カードが人気を集めていますね」と語る。

 HISからはPCI Express x16以外のインタフェースを採用したモデルが複数登場している。AGP 8X接続のRADEON HD 4670カード「H467Q1GHDAP」は1万3000円前後で店頭に並ぶ。外排気できる2段占有型クーラーを採用しており、DDR3メモリを1Gバイト備える。パソコンショップ・アークは「人気の外排気ということで、評判は良いですね。AGP 8Xの限界に近い性能を備えているので、古めのマザーを使い続けている人には終着点となるカードかもしれません」という。また、RADEON HD 4350搭載のカードはメモリ容量とインタフェース別に2モデルあり、PCI接続の「H435H512PP」はDDR2メモリ256Mバイト搭載して9000円前後、PCI Express x1接続の「H435F512EP」は、512MバイトのDDR2メモリを搭載して1万3000円前後だ。

 BLESS秋葉原本店は「トリプル以上のマルチディスプレイ環境を構築するために、メインのグラフィックスカードの補助として購入する人もいらっしゃいました。どちらのインタフェースも細く長く需要があると思います。ただ。強いていえばPCI Express x1接続のほうがほかに挿すカードが少ないこともあって人気が高いかも。いずれにしろ、PCI Express x16以外なら、AGP 8Xがダントツで人気ですけどね。AGP 8Xは終息すると思われてから早1〜2年ですから、この流れは急激には変わらないでしょう」と話していた。

HIS「H467Q1GHDAP」(写真=左)。HIS「H435H512PP」(写真=中央)。HIS「H435F512EP」(写真=右)

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