クルマには、座り心地のよいシートと電源があり、エアコンがあり、物置き(トランク)があり、オーディオ機器があり、(設置機器によっては)テレビもある。ある意味、プライベートな部屋の1つだ(以上、コピペ)。
以前の「クルマでPC」計画は、もろもろの電源をシガーライターソケットのDC 12ボルトをAC 100ボルトに変換するDC−ACインバータを用いて実施した。正直言うともうこれでいいのだが、よく考えると「クルマ→DC→AC→DC→PC」と心地よくむだと思える変換を行っている。そしてもっと“ちっこい”のがあるようだ。それがサンコーの「クルマDEチャージャー」だ。
クルマDEチャージャーは、車載DCアダプタ機器として“クルマでノートPCを使うため”に開発されたという。タクシーなどでよく見かける無線機のスピーカーマイク風デザインのボディに、7種類の電圧を切り替えるスイッチが備わり、ノートPCやNetbookでよく使われる15ボルト、16ボルト、18ボルト、19ボルト、20ボルト(以上、4アンペア出力)、22ボルト、24ボルト(以上、3.3アンペア出力)の電圧に切り替えられる。
付属するプラグ(実測値) | |
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1 | 外径約4ミリ、内径約1.5ミリ |
2 | 外径約4.75ミリ、内径約2ミリ |
3 | 外径約5ミリ、内径約2ミリ |
4 | 外径約5.5ミリ、内径約3ミリ(中央1ミリ径ピン) |
5 | 外径約5.5ミリ、内径約2ミリ |
6 | 外径約6ミリ、内径約3ミリ |
7 | 外径約6ミリ、内径約3.5ミリ |
8 | 外径約8ミリ、内径約4ミリ(中央1ミリ径ピン) |
そして、8種類の着脱式プラグ機構により、接続するPCに合わせてプラグと電圧を切り替えて使える。この機能が働く状況に陥る間違いを起こすのは大変怖いが「過電圧とショート防止回路」も内蔵する。
利用は簡単だ。使用するノートPCのACアダプタの出力電圧と電流の仕様、プラグの形状をチェックし、本体の電圧スイッチと着脱プラグを適切にセットするだけとなる。メインで使うPCはたいていは1台だけということで、いろいろ切り替えて使うシーンは多分……それほど多くはないわけだが、1つ買っておけば「ほとんどのノートPCでご利用いただけます」(サンコーレアモノショップの説明から)ということになる。
ただ、特殊形状のプラグを採用するPCでは使えない。例えば、レノボ・ジャパン「ThinkPad X60」の標準ACアダプタは(20ボルト/3.25アンペア出力ではあるものの)プラグの形状が合わず、同じく磁力で保持する特殊仕様の「MacBook Pro」や「MacBook Air」のDC端子(MagSafe)も使えない。やはり、ノートPC以外にケータイ、携帯音楽プレーヤー、携帯ゲーム機の充電、ワイヤレスWAN対応無線LANルータなど、よくあるAC100ボルトの家庭用機器をそのまま使用できる分、DC−ACインバータの方が万能といえるかもしれない。
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