真夜中のトレジャーハンティングアキバ百景 Vol.16

» 2009年08月17日 16時31分 公開
[古田雄介,ITmedia]

真夜中のトレジャーハンティング

2008年11月の深夜販売時に遭遇した2人組

場所 深夜のアキバ

解説 秋葉原の店舗の多くは、営業と店内整理が終わった夜のあいだにゴミを出す。このため、夜遅くに街を歩くと、中央通りの歩道脇などにたくさんの段ボールやゴミ袋が積まれている光景を目にすることができる。当然ながら、これらのゴミは店舗や一般の人にとって不要なものばかりだが、一部の人にはお宝が混ざっていることもあるらしい。特に宝とみなされる可能性が高いのは、アニメ系ショップのゴミだ。

 以前、アキバの深夜販売を取材した際、某アニメショップ前で2人組の男性が、最新PCパーツをそっちのけでゴミ袋の中身を品定めする光景に出くわした。話を聞くと「某アニメの販促用サンプルCDがたくさん捨てられているんですよ。このサンプルCDは何種類かのパッケージがあるので、ぼくが持っているものと違うタイプがあるかなと思って探しています」という。場合によっては、CD購入時にもらえる特典ポスターなどがキャンペーン後に捨てられることもあり、たまにチェックしているそうだ。

 両手いっぱいの獲物をカバンの詰め、開いたゴミ袋を丁寧に結んで行儀良く現状復帰を果たしたうえで、男性は「宝探しかって? うーん、人によっては宝物になるのかもしれないね。でもマナーの悪い人がやるとお店に迷惑をかけるからオススメはしません」と語り、深夜販売の行列を尻目に中央通りの彼方へ消えていった。えーと、ゴミを勝手にあさる時点でマナー違反だと思うんですが……。

用例 「せっかくだから、オレはこの赤い袋を選ぶぜ」

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