不快な“手汗”ってイヤじゃないですか。だからです──「25スリット ノートパソコン用冷却台」なんだか“微妙”なヤツを試してみよう(1/2 ページ)

» 2009年09月11日 11時00分 公開
[岩城俊介(撮影:矢野渉),ITmedia]
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7センチファン×2、25本のフィンを搭載するPC冷却台

photo JTTの「25スリット ノートパソコン用冷却台(AK-NBC-03BK)」。直販サイト価格で2480円(税込み)

 暑い。熱い。どうもわが社は、夜も遅くなると空調がおかしくなる。使用する老愛機はレノボ・ジャパンの「ThinkPad X60」。このPCは“手汗”で手のひらの形がそのまま残るほど、パームレストが熱くなる。

 というわけで、日本トラストテクノロジーの「25スリット ノートパソコン用冷却台(AK-NBC-03BK)」を導入した。価格は、この手のノートPC用冷却台としてはほどほど安価な2480円(税込み)。季節が変われば、この熱さが“あたたかい”に変化するわけで、ひと夏の苦しさを2480円で解消できるなら安いものと思いたい。

 本体サイズは350(幅)×305(奥行き)×45(高さ)ミリで、15.4型ワイド液晶クラスのノートPCも設置できる。ボディはよくあるABS樹脂素材で、半ツヤ消しのブラックカラーとともに質感は価格相応だ。ただ、剛性はそれなりにあるので、大型のノートPCを置いても不安は感じないと思われる。底面に1500rpmの7センチファンを2基備え、底面から取り入れた空気を上面の“25本フィン”の間から吹き出してノートPCの底面を冷やす、空冷システムとなっている。


photophoto 12.1型液晶ディスプレイを搭載する「Thinkpad X60」(左)と10.1型ワイド液晶ディスプレイを搭載する「VersaPro Ultralite タイプVS」(右)の設置例。15.4型ワイド液晶クラスのA4ノートまで設置可能だ
photophoto 側面はぐいんぐいんと波打つような形状。盛り上がっている場所にファンが備わり、背面と側面から空気を取り入れる

 ところで、空冷+フィンと言うと、CPUクーラー+ヒートシンクのほかにあのドイツ車や旧中免御用達ネイキッドバイクのエンジンも思い出させる。フィンで表面積を広くし、冷却効率を上げる──それは美しい形状の物体だ。で……そんな“大きいお友達”向けのロマンっぽい何かがあるかというと、もちろん、ない。

 電源はPCのUSBポートから得る。2基あるUSB Aポートのうち、もう一方はUSBハブとして機能し、マウスなどの適当なUSB機器も接続できる。電源スイッチも備えるが、「PCに差す」が実質の電源オンの行為になるのであまり気にしないでいい。最近のノートPCに備わる「電源オフ時もUSB充電可能」なUSBポートでなければ、PCの電源オフとともにファンの回転も連動して停止する。ファン回転数は1500rpm固定で、回転数調整機能などは備えない。

photophoto 底面に7センチファンを2つ、背面に電源スイッチとUSB 2.0 Aポート×2を備える。USBポートはどちらかを電力供給のためにPC(やUSBハブ)と接続し、他方はUSBハブとして機能する
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