NehalemがノートPCでも使えるぞ──“Clarksfield”Core i7発表

» 2009年09月24日 22時01分 公開
[ITmedia]
IDF 2009で発表されたCore i7MとIntel PM55 Expressを掲げる米Intel PCクライアントグループジェネラルマネージャー 兼 上級副社長のムーリー・エデン氏

 今回発表された、「Core i7 モバイル・プロセッサー」(以下 Core i7M)は、「Core i7-820QM」「Core i7-720QM」の2モデル。また、「Core i7 モバイル・プロセッサー エクストリーム・エディション」(以下 Core i7M EX)は「Core i7-920XM」の1モデルだ。また、Core i7M、Core i7M EXに対応する「Intel PM55 Express」チップセットも発表された。

 Core i7Mシリーズは、2008年11月にデスクトップPC向けにリリースされたNehalemコアを採用するノートPC向けCPUで、これまで「Clarksfield」(開発コード名)と呼ばれていた。

 Core i7MとCore i7M EXを搭載するノートPCでは、ハイパー・スレディング・テクノロジー、Intel Turbo Boost Technologyなど、Nehalemで導入された機能をノートPCでも利用できる。メモリコントローラはCPUに統合され、DDR3-1333に対応するメモリバスを2チャネルサポート。また、1基のPCI Express x16スロット、もしくは 2基のPCI Express x8スロットの接続も可能だ。

 Core i7M EXでは、インテル エクストリーム・メモリー・プロファイルに対応するほか、インテル エクストリーム・チューニング・ユーティリティでオーバークロック設定が行える。

 Core i7M、ならびにCore i7M EXの主要なスペックと価格は以下のとおりだ。

プロセッサー・ナンバ 動作クロック キャッシュメモリ TDP 対応メモリ Intel Turbo Boost HT対応 コア数 価格
Core i7-920XM 2.0GHz 8Mバイト 55ワット DDR3-1333/1066 最大3.2GHz 4コア 10万2320円
Core i7-820QM 1.73GHz 8Mバイト 45ワット DDR3-1333/1066 最大3.06GHz 4コア 5万3010円
Core i7-720QM 1.6GHz 6Mバイト 45ワット DDR3-1333/1066 最大2.8GHz 4コア 3万5340円

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