フェイス本店が10月13日から移転をともなう休業に入る。移転先は「石丸SOFT1」が入っていた神田明神通りのダイドーリミテッドビル1階で、10月17日(土)に仮オープンし、Windows 7の解禁日となる22日(木)に「フェイス秋葉原本店」として本オープンする予定だ。同フロアには、グループ店舗の「パソコン工房 秋葉原本店」も営業する。パソコン工房がアキバに実店舗を構えるのは、およそ4年ぶりだ。
フェイス本店では10月12日まで通常営業を行っており、移転と一時閉店にともなう在庫処分品が用意されていた。9日ごろには、特価目当てで来店するユーザーの姿が目立っていたが、同店は「新店舗オープン時には大々的なキャンペーンを打とうと思っています。移転前もいろいろやりたかったのですが、割と急に移転が決まったこともあって在庫処分セールくらいしかできませんでした。それでも展示処分品を中心にお得な商品が多いですよ」と語る。
アキバのフェイス本店は、名称を変更しながら、2007年以降に2回の移転を経験している。ちょうど2年前にあたる2007年10月20日に、電気街のフェイスグループ展が一斉リニューアルし、現・フェイス本店は「フェイス カスタム館」としてBTOマシンやモニターを中心に販売する店舗に変更。PC Successが入店していた末広ビルの地下1階にPCパーツ中心にそろえた「フェイス パーツ館」がオープンした。また、USER'S SIDE秋葉原店が閉店したあとで、同ビル1階にて完成品のマシンなどを扱う「フェイス PC館」の営業をスタートしている。その後、2008年11月1日にカスタム館とパーツ館が統合するカタチでフェイス本店が誕生。現在の店舗で営業を続けるに至る。
これらの移転をすべて経験した店員さんも多く、「もう引越作業は慣れましたね。でも、次の店舗で腰を落ち着けられたらいいなと思います。今後の店舗はフロア面積が広いので、お客さんもゆったりとした店内でじっくり買い物ができるのではと思います」と新天地に期待を寄せていた。
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