壁を打破して“新世代”に突入せよ──
「レッツノートS8シリーズ」に未来を見る
この性能はレッツノートじゃないと不可能(1/2 ページ)

“変わらないことの美しさ”といわれてきたレッツノートの軽量2スピンドルモデルが、ついに大きく変身した。Windows 7を迎えて“Netbookにはできない”使い方を提案する。

» 2009年10月23日 00時00分 公開
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人気の“W”に代わって軽量2スピンドルノートとして登場した「Let'snote S8」

 パナソニックの“レッツノート”シリーズは、ユーザーから長期間に渡って高い評価を得ているラインアップだ。こう書くと、普通は単なる宣伝文句にしか見えないのだが、レッツノートの場合はそうでもない。その実力や人気が高いレベルにあることを、多くの人が知っている。こうした高い評価によって、本来はビジネスユーザーをターゲットにした製品でありながら、パーソナルユースに使いたいというユーザーも多い。高性能を確保しつつ、モバイル用途に不可欠な小型軽量で長時間バッテリー駆動、そして堅牢性といった要素をひたすら追求しているからこそ、幅広い層に受け入れられている。

 ただ、人気の高いラインアップを長期間に渡って維持し、それに伴なって、ユーザー層が幅広くなるほど、ユーザーからの要望も多彩になってくる。ここでジレンマになるのが、レッツノートが「製品としての完成度が“最初から”高い」という点だ。製品への満足度が常に高いレベルで推移しているかぎり、熟慮することなく大きな変更を施すことは賢明でない。実際、レッツノートは“変化”よりも“継承”に重きを置きつつ、一方で、「R」から「T」、「W」、「Y」、そして「F」へと製品バリエーションの拡大を続ける道を選んできた(もちろん、各製品ともモデルチェンジのたびに、性能向上や機能追加、改善などを果たしている)。

充実した本体搭載のインタフェースでは、USB 2.0を左右側面に用意するなど“W8”より使い勝手が向上した

モバイルPCの壁を打ち砕き、標準電圧版CPUの搭載を実現

 しかし、今回登場した2009年冬モデルは違う。軽量小型の2スピンドルノートPCとして最も支持されていたWシリーズ、そして、1スピンドルノートPCのTシリーズそれぞれの後継機種として、「S8」「N8」が登場したのだ。その特徴は、なんといっても「標準電圧版CPU、インテル® Core™ 2 Duo プロセッサー」の搭載だ。これまで、B5サイズモバイルPCへの搭載が難しかった標準電圧版CPUを採用することで、モバイルPCで我慢を強いられていた高速性能をレッツノートの軽量モデルでも実現した意義は大きい。

 標準電圧版CPUの搭載は、パナソニック独自の技術によって実現したという。その中で最も重要なのが“熱対策の進化”だ。「S8」「N8」では十分な風量を確保して放熱効率を高められるように、新たに開発した小口径厚型ファンを採用している。このファンは直径29ミリ、厚さ12ミリと非常に“厚い”形状になっている。従来どおり低電圧版のCore 2 Duo SU9400(動作クロック1.4GHz)を搭載する「F8」のファンと比較すると、面積が30%縮小され、厚さが倍増した。しかし、本体の高さも増したかというと、「W8」の24.9〜45.3ミリ(前部から後部にかけて厚くなる)に対して、S8は23.4〜38.7ミリ(前部〜後部。最厚部は41.4ミリ)と、むしろ、やや薄くなっている。

 また、トレードオフで“軽さ”が失われることもなく、DVDスーパーマルチドライブ内蔵の「S8」で約1.32キロ、光学式ドライブを搭載しない「N8」では約1.265キロを実現した。しかも、この重さは標準バッテリーを搭載した値で、標準電圧版CPUを動作させつつも、ともに約16時間(JEITA 1.0測定法)という驚異的な長時間駆動が可能だ。この標準バッテリーは8セル構成で、公称容量は12.4Ah(定格容量11.6Ah)、重さ約410グラムと、W8、T8の標準バッテリー(6セル、公称容量5.8Ah、定格容量5.4Ah、重さ約320グラム)より容量密度が高いタイプになっている。

8セル構成で公称容量12.4Ah(定格容量11.6Ah)、重さ約410グラムの標準バッテリーで、動作クロック2.53GHzの標準電圧版インテル® Core™ 2 Duo プロセッサー P8700を搭載したLet'snote S8が約16時間も駆動する(写真=左)。レッツノートS8では、キーボードの“打ちごこち”とタッチホイールのクリックボタンの“クリック感”も改善された。打ちごこちでは、従来モデルからやや固めに設定されてしっかりした打鍵感を実現し、クリックボタンは、静音ボタンの採用でクリック音が軽減された(写真=右)

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年11月25日