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レビュー

一般向けの先行予約販売を開始:「VAIO P」2010年夏モデル徹底検証(前編)――新世代ポケットスタイルPCの実力は? (1/5)

ついに、新型「VAIO P」直販モデルの一般向け先行予約販売が始まった。薄さ19.8ミリ、最軽量構成で595グラムの人気ミニノートPCは何が変わったのか、じっくり検証する。

新世代「VAIO P」をさまざまな角度からチェック

 既報の通り、ソニーは“ポケットスタイルPC”の愛称で知られる薄型軽量ミニノートPC「VAIO P」の2010年夏モデルを発表した。2009年1月に「VAIO type P」として発売されて以来、初めてボディデザインと内部構造を改め、性能も機能も強化した“新世代のVAIO P”に生まれ変わっている。

tm_1005vaiopr_01.jpgtm_1005vaiopr_02.jpg 新型「VAIO P」

 製品ラインアップは従来同様、店頭販売向けの標準仕様モデルと仕様のカスタマイズが可能なソニースタイル直販のVAIOオーナーメードモデルを用意。標準仕様モデルは5月22日の発売予定で、実売価格は10万円前後の見込みだ。VAIOオーナーメードモデルは、4月28日に公開されたティーザー広告でのメール登録者向けに5月12日から先行予約販売が行われていたが、5月17日10時からはついに一般向けの先行予約販売も始まった。こちらの価格は7万9800円からとなっている。

 今回は複数台のVAIO Pを入手したので、前モデル(2009年10月発売)との比較も交えながら、その実力をじっくりチェックしていきたい。なお、検証した新型VAIO Pはいずれも試作機なので、実際の製品とは異なる場合がある。


大胆なデザイン変更でフルモデルチェンジをアピール

 モデルチェンジでまず目を引くのが、外観の変更だ。従来モデルでは落ち着いたトーンのカラーを積極的に採用してきたが、新型VAIO Pではビビッドな個性あふれるカラーバリエーションをそろえてきた。標準仕様モデルはオレンジ、ピンク、ホワイトの3色を用意し、VAIOオーナーメードモデルでは限定色のグリーン、ブラックの2色に加えて、ワニ皮調のブラッククロコダイル柄も選択できる。定番カラーのホワイトとブラックを除けば、まるで違うシリーズのようだ。

tm_1005vaiopr_03.jpg オレンジは彩度が高く、ブラックとのコントラストが映える
tm_1005vaiopr_04.jpg ピンクは濃く色鮮やかで、従来モデルの淡いピンク(ルビーピンク)とはかなり違う
tm_1005vaiopr_05.jpg ホワイトは細かいラメがちりばめられており、光の反射で見え方が変わる

tm_1005vaiopr_06.jpg 直販限定色のグリーン。若草色のように明るく、ビビッドな3色の中ではさわやかな印象だ
tm_1005vaiopr_07.jpg 直販限定色のブラック。ほかとは違ってツートーンカラーではなく、全体が黒で統一されている
tm_1005vaiopr_08.jpg 直販限定柄のブラッククロコダイル(プラス3000円)。ブラックをベースに、天板に型押しで柄を施している

 変わったのはカラーだけではない。ボディは“つつむ、たたむ”をイメージした新デザインとなり、横から見ると布を三つ折りに畳んでいるかのように、1つのカラーが天面から底面、キーボードまでをぐるりと囲んでいる。表面を光沢塗装から滑らかな手触りのマット調塗装に変更しつつ、液晶ディスプレイ周辺とキーボードの上部、左右の側面はカラーによらず光沢ブラックで統一することで、従来モデルにはないコントラスト感とアクティブな印象を出した。

tm_1005vaiopr_09.jpg 左が新モデル、右が従来モデルの側面。厚さはどちらも同じ19.8ミリだが、1つのカラーが黒いパーツをぐるりと囲む新デザインは薄く見える

 天面から底面までネジが1本も露出しておらず、余計な凹凸がない外観は従来同様だが、さらに新モデルではバッテリーの色も本体と合わせ(従来モデルのバッテリーはブラックとシルバーの2色)、左側面の通風口もふさぐなど、デザインの一体感を高めている。天面と底面をフラットにまとめ、前後に丸みを付けたフォルムは美しい。

 デザインの好みは人それぞれだが、個人的にはボディ端の丸みとマット調の塗装が手になじみやすいうえ、従来の光沢塗装より指紋が目立ちにくくなり、こまめにクロスで指紋をふき取らなくても見栄えを保てる点が気に入った。ビビッドなカラーは特に女性や若いユーザーに受けそうだ。従来モデルのように落ち着いた上品な外観を求めるならば、ホワイトかブラックのカラーを選ぶといいだろう。ちなみに筆者はブラックとオレンジに心ひかれた。

tm_1005vaiopr_10.jpg オレンジモデルの天面。ビビッドなカラーはマット調の塗装で滑らかな手触りだ
tm_1005vaiopr_11.jpg 底面も天面と同じカラーで統一されている。バッテリーの色まで同じだ
tm_1005vaiopr_12.jpg 天面のVAIOロゴは、光沢シルバーのルミナスロゴを採用

 ちなみに、新モデルでは天面の素材がマグネシウム合金製から樹脂製に変更されたが、内側にマグネシウム合金の骨組みを入れ、ボトム側の設計を合わせて見直すことにより、ボディ全体の剛性はむしろ高まっているという。

人気ブランドコラボケースなど、多彩なアクセサリを用意

 派手なボディカラーとのコーディネートを楽しめる純正アクセサリにも注目だ。キャリングポーチ各色(1980円)をはじめ、シリコンケースとハンドストラップのセット各色(4980円)、Bluetoothレーザーマウス(6480円)が本体と同時発売される。個性的なデザインにマッチするアクセサリ類がそろっているのはありがたい。

tm_1005vaiopr_13.jpg ボディカラーに合わせた専用キャリングポーチ「VGP-CPP2/B・D・P・G」は、ホワイトを除く4色展開
tm_1005vaiopr_14.jpg キャリングポーチにはVAIOロゴが型押しされている。素材はナイロンとポリウレタンで約55グラムと軽い
tm_1005vaiopr_15.jpg ファスナーなどはなく、本体を手軽に出し入れできる。Lバッテリー装着時でも利用可能だ

tm_1005vaiopr_16.jpg シリコンケースとハンドストラップをセットにしたアクセサリキット「VGP-AKP1/B・D・P・G・W」は5色を用意する
tm_1005vaiopr_17.jpg オレンジの本体に、同色のシリコンケースとハンドストラップを合わせた様子。ケース下部の穴からは本体色が見える
tm_1005vaiopr_18.jpg 上部のスリットから本体を出し入れできる。こちらもLバッテリー装着時に対応する

tm_1005vaiopr_19.jpg Bluetoothレーザーマウス「VGP-BMS15/D・P」は付け替え用カバーを1枚付属。ソニースタイルではカバー色の選択やレーザー刻印が可能なほか、カバー単体でも購入できる
tm_1005vaiopr_20.jpg オレンジの本体に、同色のBluetoothレーザーマウスを組み合わせた例。マウスもオレンジとブラックのツートーンカラーになっており、本体との相性は抜群だ

 さらに、ソニースタイル限定の「Pシリーズ専用コラボレーションケース」として、District UNITED ARROWSとFelisiのコラボレーションによる専用ケース(1万5000円)を本体と同時発売するほか、District UNITED ARROWSとJAS M.B.のコラボレーションによる専用ケース(4万円)も近日発売する予定だ。

 人気セレクトショップのユナイテッドアローズでも“服好き”の支持が高いDistrict UNITED ARROWSと、デザイン性の高いバッグに定評があるブランドのFelisiおよびJAS M.B.と手を組んだコラボケースは、ファッションに関心を持つ大人の男性ユーザーにとって、物欲を大いに刺激するアイテムに違いない。

tm_1005vaiopr_21.jpg District UNITED ARROWSとFelisiのコラボレーションによる専用ケース「CC-FLS/P/C/L・T・D・G・P」は5色展開。Felisi定番の滑らかなナイロンとレザーのコンビを採用
tm_1005vaiopr_22.jpg District UNITED ARROWSとJAS M.B.のコラボレーションによる専用ケース「CC-JAS/P/C」は1色のみ。素材はベジタブルタンニングで加工したレザーだ

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