　IdeaPad Zシリーズは、高性能を優先したメインストリーム向けラインアップで、多機能でデザイン性も重視するモデルとなる。IdeaPad Z560は15.4型ワイド液晶ディスプレイ（解像度1366×768ドット）を採用して、HDMI、eSATAを搭載、上位モデルではBlu-rayコンボドライブを内蔵するなど機能を充実させたほか、アイソレーションキーボードの採用、ヘアラインが施されたパームレストなど、デザイン面も考慮している。

高性能とデザイン性を重視した「IdeaPad Z560」

　IdePad Z560のラインアップにはハードウェア構成が異なる2モデルが用意され、それぞれにOffice Personal 2010あり／なしモデルが存在する。上位モデルの「0914N8J」「0914N9J」（Office Personal 2010モデル）は、CPUにCore i5-450M（動作クロック2.4GHz、Turbo Boost Technology有効時で最高2.66GHz）を採用し、メインメモリはDDR3-1066を4Gバイト（2Gバイト×2）を搭載する。内蔵する光学ドライブはBlu-ray コンボドライブを採用する。

　下位モデルの「0914NAJ」「0914NBJ」（Office Personal 2010モデル）は、CPUにCore i3-350M（動作クロック2.26GHz）を採用し、メインメモリはDDR3-1066を3Gバイト搭載、本体にDVDスーパーマルチドライブを内蔵する。

　そのほかのスペックは共通で、チップセットはIntel HM55 Expressを採用し、グラフィックスはCPUに統合されたIntel HD Graphicsを利用。データストレージには540GバイトのHDD（5400rpm、Serial ATA接続）を搭載する。OSは64ビット版のWindows 7 Home Premiumだ。

　本体に用意されるインタフェースは、USB 2.0×3（1基はeSATA兼用）、有線LAN（10BASE-T／100BASE-TX対応）、アナログRGB出力、HDMIなどで、無線LANのオン／オフ専用スイッチも設置する。メディアカードのインタフェースでは、5 in 1カードリーダーとExpressCardスロット（/34対応）を備える。無線接続には、IEEE802.11 b/g/nを利用できるほか、Bluetooth v2.1＋EDRにも対応する。

　本体サイズは376.8（幅）×249.8（奥行き）×17.3～34.9（厚さ）ミリで、重さは約2.6キロ。6セルバッテリーを搭載してバッテリー駆動時間は約4時間とされている。


IdeaPad Z560シリーズ店頭モデルの概要（その1）
シリーズ名	モデル名	タイプ	従来比較	CPU	メモリ	HDD	OS	実売
IdeaPad Z560	0914N8J	2スピンドル	新シリーズ	Core i5-450M （2.4GHz／最大2.66GHz）	4096MB（DDR3）	500GB	64ビット7 Home Premium	9万～13万円台
	0914N9J	2スピンドル	新シリーズ	Core i5-450M （2.4GHz／最大2.66GHz）	4096MB（DDR3）	500GB	64ビット7 Home Premium	9万～13万円台
	0914NAJ	2スピンドル	新シリーズ	Core i3-350M （2.26GHz）	3072MB（DDR3）	500GB	64ビット7 Home Premium	9万～13万円台
	0914NBJ	2スピンドル	新シリーズ	Core i3-350M （2.26GHz）	3072MB（DDR3）	500GB	64ビット7 Home Premium	9万～13万円台
IdeaPad、IdeaCentre、Lenovoシリーズ店頭モデルの概要（その2）
シリーズ名	モデル名	液晶	解像度	チップセット	光学ドライブ	GPU	TV／オフィス	重量
IdeaPad Z560	0914N8J	15.6型ワイド	1366×768	Intel HM55	Blu-ray Disc	CPU統合	─	約2.6キロ
	0914N9J	15.6型ワイド	1366×768	Intel HM55	Blu-ray Disc	CPU統合	Office Personal 2010	約2.6キロ
	0914NAJ	15.6型ワイド	1366×768	Intel HM55	DVDスーパーマルチ	CPU統合	Office Personal 2010	約2.6キロ
	0914NBJ	15.6型ワイド	1366×768	Intel HM55	DVDスーパーマルチ	CPU統合	─	約2.6キロ