極薄・美麗なA4カラーLEDプリンタ――「COREFIDO C530dn」がビジネスを変える!5年保証は信頼の証し

「現場に、愛を。」のキャッチフレーズを掲げるOKIデータのLEDプリンタ「COREFIDO」シリーズに、世界最薄※1のA4カラーモデルが登場。その実力を隅々までチェックする。

» 2010年06月17日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
PR

「COREFIDO」シリーズから低価格帯のA4対応モデルがデビュー

2010年5月に発表された「COREFIDO」シリーズA4カラーモデル3機種のうちの最上位機となる「C530dn」

 OKIデータのプリンタといえば、DTPやデザインといった分野で定番の「MICROLINE」シリーズや、全米で圧倒的なシェアを持つ業務用のドットインパクトプリンタが有名だ。同社はこうした特定分野に強いプリンタメーカーのイメージが強かったが、2008年にはビジネス向けページプリンタ市場を狙い、新たなブランドを投入してきた。それが「COREFIDO」(コアフィード)シリーズである。

 同社のプリンタメーカーとしての歴史は、OKIのプリンタ開発部門時代から数えて30年と実に長い。COREFIDOシリーズは、長い歴史によって培われた高い技術力を惜しみなく投入し、なおかつ手ごろな価格に抑えた戦略製品といえる。本シリーズが5年間と長期の無償保証期間による高い信頼性を誇るのも、その歩みを知れば納得できるはずだ。

 そんなCOREFIDOシリーズの製品ラインアップに、A4カラー印刷対応の「C530dn」「C510dn」「C310dn」と、A4モノクロ印刷対応の「B431dn」「B411dn」が新たに加わった。これら5モデルはいずれも6月下旬に出荷される予定だ。2008年に7モデルで始まったCOREFIDOは、およそ2年を経て、A3カラー複合機、A3カラー、A4カラー、A4モノクロ機まで合計12モデルを擁する一大ブランドに成長している。

 新モデルで特に注目したいのは、市場が拡大している6万円台半ばから10万円以下のA4カラーページプリンタ市場に向けた3モデルだ。今回はその最上位機であるC530dnをいち早く入手できたので、さまざまな角度から実機をチェックしていこう。

世界最薄、しかもビジネスプリンタなのに美しい

500ミリリットルのペッドボトル(高さ約207ミリ)と並べてみても、35ミリ程度高いだけ。カラーページプリンタとしては非常に薄い

 C530dnにおける最大の特徴は、何といっても本体の薄さだ。高さ242ミリとA4ページプリンタでは世界最薄※1をうたう。

 これにより、SOHO環境や店舗、窓口業務などで袖机や目立ちやすい場所に設置しても圧迫感がない。標準的なページプリンタをデスクサイドに置いて使う場合、印刷物を取るのに立ちあがったり、中腰になる必要があるが、C530dnならばイスに座ったまま手を伸ばすだけで印刷物が無理なく取れるため、実に快適だ。

 洗練されたボディデザインも魅力といえる。本体は角部に丸味を持たせ、凹凸をできる限り廃した柔らかな印象だ。インタフェース部にカバーを設けて見えなくするなど、細部にまでこだわった360度デザインによって、外観上のノイズを極力減らしており、違和感なくオフィス空間に溶け込んでくれる。

 具体的な本体サイズは410(幅)×504(奥行き)×242(高さ)ミリで、重さは約17.4キロとなっている。持ち運びやすいように両サイドの下部に持ち手用のくぼみがあるので、成人男性1人でも楽に設置できるだろう。カラーページプリンタといえば、大きくて重い製品も多いが、C530dnの手軽さは個人で購入する場合でもありがたい。

C530dnの前面、側面、背面。未使用時の状態ではフラットなフォルムで、360度どこから見てもスッキリ仕上がっている

従来モデルに比べた場合、LEDのチップ幅を22%削減した新LEDプリントヘッドを搭載する

 極薄ボディを実現できた大きな要素としては、新開発のLEDプリントヘッドが挙げられる。電子写真方式のページプリンタには、レーザー方式と発光ダイオードを使ったLED方式の2種類があるが、OKIデータはLED方式を世界で初めて開発した、いわばLED方式の元祖だ。一貫してLED方式を長期に渡って開発・進化させてきた経緯がある。

 その集大成となるのが、今回の新型LEDプリントヘッドだ。非常にコンパクトに仕上がっており、本体の薄型化に貢献している。さらに、各色で独立していたイメージドラムユニットを4色一体型とし、各イメージドラムユニット間の距離を縮め、廃トナーボックスを1カ所にまとめたことで、高さで約10センチ、容積で約4割の小型化を実現した。もちろん、ここまで薄型化できた背景には、LEDプリンタ自体がレーザープリンタに比べて、シンプルな構造にしやすいというメリットも挙げられる。

 新型LEDヘッドは下位モデルのC510dn/C310dnにも搭載され、3モデルとも高さは242ミリと非常に薄い。本体の薄型化により、高さが139ミリあるオプションのセカンドトレイユニットを増設しても、合計380ミリと一般的なA4カラーページプリンタと同程度に収まる。

※1 カラーLED/レーザープリンタの高さにおいて世界最薄(オペレーションパネルの突起部含まず)。2010年4月現在、OKIデータ調べ。

薄型化しても良好な使い勝手、メンテナンスも楽々

操作パネルは天面の右下に集約。青く光る液晶モニタはデザインのアクセントにもなっている

 新設計のボディは薄さと美しさに加えて、使い勝手にも工夫が見られる。一例としては、操作ボタンや液晶モニタを本体の天面右下に集約することで、プリンタの周囲をグルグルと見渡したり、動き回る必要がなく、1カ所で操作が可能だ。中央にOKボタンを配置したドーナツ型のメニューキー以外は、各ボタンに明確な役割が割り当てられているので、一度覚えてしまえば操作で迷うことがない。

 紙詰まり時やトナー交換などのメンテナンスも楽に行える。前面にある開閉ボタンを押すと、トップカバー全体が上部に大きく開き、トナーや感光ドラム部分が顔を出す。トナーは前から黒/シアン/マゼンタ/イエローの順に並ぶ。この部分はバスケット方式のユニット構造を採用しており、ハンドルを握って、トナーとドラムまでを一度に手間いらずで取り出すことが可能だ。ドラムユニットの下部にある用紙搬送ベルト部分もユニット構造になっており、容易に取り外せるのは見逃せない。

 こうした着脱式ユニットのおかげで、紙詰まりが発生した場合は、基本的にドラムユニットを外すだけで、詰まった紙を簡単に排除できる。もし自動両面印刷で紙が詰まっても、用紙搬送ベルトユニットまで外せば、用紙の搬送経路が丸見えになり、詰まった紙を手軽に取り除けるのがいい。LEDプリンタの特徴であるシンプルな構造は、メンテナンス性にも生きているのだ。もちろん、紙詰まり自体が起こりにくいよう、設計時には用紙の搬送についても配慮したという。

天面の円いボタンを押すとカバーが開き、バスケット方式のイメージドラムユニットが現れる
左右にハンドルが付いたバスケット方式のイメージドラムユニットは丸ごと取り出せる
イメージドラムユニットを取り外した状態。用紙搬送ベルトユニット全体が露出し、詰まった紙を簡単に取り出せる

用紙搬送ベルトユニットもイメージドラムと同様、左右のハンドルを握って持ち上げれば、簡単に取り出せる仕組み
用紙搬送ベルトユニットを取り外した状態。これでベルトの下側に紙が詰まった場合も手軽に排除することが可能だ

高性能&多機能を薄型ボディに凝縮

 プリンタとしての基本性能や機能も充実している。エンジンはタンデム方式なので、カラー/モノクロの印刷速度はそれぞれ26ppm/30ppmと非常に速いことに加えて、印刷解像度は最大600×1200dpiと高精細だ。

 本体下部にある給紙トレイはA4普通紙で280枚、前面側に用意されているマルチパーパストレイはA4普通紙を110枚、合計で390枚セットできる。オプションのセカンドトレイユニットと合わせれば、最大で970枚もの大容量給紙が行えるようになり、印刷頻度の多い部署などでも余裕を持って運用できるだろう。

 さらに、この薄さで自動両面印刷機能まで標準搭載しているのだから驚かされる。また、前面側に設けられたマルチパーパストレイと背面に設けられた排紙トレイを開けば、用紙を曲げずにフルフラットな印刷も可能だ。これにより、曲がっては困るような用紙や給紙トレイに収まらない長尺用紙(1320.8ミリまで)などの印刷もこなす。

本体下部にある給紙トレイはA4普通紙280枚をセットできる
前面のマルチパーパストレイを開けば、A4普通紙を110枚給紙が可能。もちろん、はがきや封筒など、A4用紙以外をセットしてもいい
背面に設けられた排紙トレイを開いて、前面のマルチパーパストレイから紙を曲げずに長尺印刷を行うこともできる

 PC接続用のインタフェースは、100BASE-TXの有線LANおよびUSB 2.0を装備し、ネットワークに接続して複数のPCから印刷することも容易だ。

 WindowsとMacの幅広いOSへの対応に加えて、ビジネス向けモデルながら、HPのプリンタ言語であるPCL5cやアドビシステムズのPostScript3をエミュレートする機能、さらにWindows Vista以降で標準となったXPSドキュメントにも対応しており、それら向けのプリンタドライバが個別に用意されるほか、印刷物の背景に地紋を印刷するセキュリティ印刷や、PDFファイル出力、色見本印刷ユーティリティを備えるなど、ソフトウェア環境も至れり尽くせりだ。

PC接続用に100BASE-TXの有線LANおよびUSB 2.0を装備。これらの端子はカバーを開くと現れる
ケーブルを接続した後、カバーを閉じてしまえば、このように見た目がすっきりとまとまる
カバー内には増設用メモリスロットもある。標準メモリは256Mバイトで、768Mバイトまで拡張可能だ

速度はホンモノ、印刷品質はLEDならではの美しさ

 それでは、実際にC530dnのカラー26ppm/モノクロ30ppmという出力性能を検証しよう。テストは、Word 2007(JEITA J1/J9印刷)の印刷画面で「OK」をクリックした瞬間から最後の用紙が排出されるまでの時間を計測した。プリンタドライバの設定は、ソートや拡大/縮小の機能がオフで、標準のままだ。プリントエンジン本来の性能を見るため、ファーストプリントの時間は引いて、カラー26部およびモノクロ30部の印刷速度を算出している。各スコアは5回計測した平均値だ。

 結果は下表の通り。ファーストプリントを含まないプリントエンジン本来が持つ速度は、カラー/モノクロが26ppm/30ppmの公称値を上回る好結果が得られた。

C530dnの印刷速度(ファーストプリント含まず)
印刷内容 印刷速度
A4カラー印刷 26部 58.6秒
A4モノクロ印刷 30部 58.68秒
※テストに使用したPC:Core 2 Duo E6850(3.0GHz)、4Gバイトメモリ、500GバイトSerial ATA HDD(7200rpm)、64ビット版Windows 7 Professional

 また、C530dnには「インテリジェント・クイックプリント」という2枚までの少量印刷を高速かつ低消費電力で行う機能が搭載されている。

 この機能については少し詳しく説明しておこう。プリンタの速度が速くなればなるほど、定着器を高い温度まで上げる必要がある。トナーが融解する温度の180度〜200度近辺まで昇温させないと、満足な出力結果が得られないため、高速で印字しようとすると、定着器の温度をかなり上げることが必要だ。ページプリンタの消費電力の大半は、この温度上昇と保持のためにある。

 しかし、1〜2部といった少量印刷ならば、印刷速度を抑え定着器の昇温も抑えて印刷したほうが、かえって印刷完了までの時間が短くなり、かつ消費電力も低減できる。こうした発想から、印刷の枚数情報およびそのときの定着器の温度情報から、自動で適切な印刷速度を選択し、消費電力を抑えながら印刷時間を短縮させたのが、インテリジェント・クイックプリント機能である。

 今回はその効果を調べるため、モノクロ文書の2部印刷(クイックプリント有効)と、10部印刷(無効)における最初の2部出力を比較した。このテストでは、出力速度だけでなく、ワットチェッカーを用いた消費電力の違い(平均値)も計測した。ワットチェッカーが示す消費電力は印刷するデータによって変動するので、参考程度に見てほしい。

 結果はわずか1秒弱の差だったが、1〜2枚のビジネス文書を頻繁に出力するような使い方が多い場合、少部数の印刷回数が増えるほどその差が開いていくわけで、これはなかなか有効といえる。注目したいのは消費電力で、およそ220ワットの差が出た。わずか12秒前後だが、こちらも加算していくと大きな差になりそうだ。

インテリジェント・クイックプリント機能の効果
印刷内容 印刷速度 消費電力
A4モノクロ印刷 2部(クイックプリント有効) 11.09秒 平均572ワット
A4モノクロ印刷 2部(クイックプリント無効) 12.67秒 平均792ワット
※テストに使用したPC:Core 2 Duo E6850(3.0GHz)、4Gバイトメモリ、500GバイトSerial ATA HDD(7200rpm)、64ビット版Windows 7 Professional ※クイックプリント無効時は10部印刷における最初の2部出力を計測

 印刷品質に関しては、LEDヘッドが直線状に微細なLEDを配置しているため、レーザープリンタより細かな線に強いという特徴がある。また、1ドットで4階調の表現が可能なため、グラフィックス印刷においても階調の再現性が高い。さらに独自技術のiACS2(Integrated Accuracy-Optimizing Control System 2)によって、600×2400ドット単位で各色全ドットの位置を自動補正し、転写したトナー量も同時に測定、1ドット単位でトナー濃度を補正することで、階調表現力を高めている。

 実際の印刷結果を見ても、モノクロのテキスト印刷では細かな文字がつぶれることなく印刷され、カラーの画像印刷では階調がかなり滑らかに表現できていた。総じて普通紙への出力でも十分に満足できるクオリティであり、さすがOKIデータのLEDヘッドだ。

ドライバ設定標準(ふつう)で普通紙に印刷したテキストデータを600dpiの高解像度で画像データ化したサンプル。細かい文字もくっきりと印刷されており、LEDヘッドの優位性が見て取れる。これならビジネス文書を高品位に印刷することが可能だ
ドライバの設定(ふつう)で普通紙に印刷したカラーデータを600dpiの高解像度で画像データ化したサンプル。各色の階調が急激に変化するようなこともなく、リニアに変化している。普通紙への印刷でこれだけの品質があれば十分に満足できる

導入から購入後までトータルのコスト削減・エコに配慮

 以上、C530dnを一通りチェックした。極薄かつ360度デザインによるオフィス環境にマッチした外観を筆頭に、十分な出力性能や画質を確保しており、メンテナンス性もよく、豊富な機能までそろっている。それでいて価格は10万円を大きく下回る8万9040円にまとまっており、導入コストは低くて済むことから、総じて買い得感は高い。導入後のランニングコストもカラー印刷1枚で約12.2円と安価だ。

 もちろん、エコにもこだわっている。未動作回路の電力も制御し、ミリワット単位の電力管理を可能にした独自開発の「Green ASIC」により、スリープ時の消費電力を約0.9ワットに抑えた。国際エネルギースタープログラムやエコマーク、グリーン購入法など、各種環境規格にも適合している。消耗品点数が少ない点も環境への配慮だ。細かいところでは、カラートナーがなくなった場合に、プリンタドライバでモノクロ印刷を選べば、モノクロトナーのみで各種文書やグラフィックスを印刷できるのもありがたい。

 COREFIDOシリーズに5年間の長期無償保証が標準添付されるのは伊達(だて)ではなく、LEDヘッドを開発し続けてきた同社の高い技術力を背景とした自信の表れといえる。高性能、高機能、そして高信頼性を薄型ボディに凝縮しているのは今回紹介したC530dnだけではなく、下位モデルのC510dn/C310dnも当てはまる。予算や用途に応じて、3モデルのどれを選択したとしても、十分に満足できるハズだ。

 6月1日よりCOREFIDOシリーズを購入すると、LEDテレビや薄型デジカメが抽選で当たるプレゼントキャンペーンが実施されていることもあり、この機会に検討してみてはどうだろうか。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:株式会社沖データ
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年6月30日