13.3型液晶+光学ドライブ内蔵の極薄ボディで1.25キロ、最大16時間動作──「dynabook RX3」2010年PC夏モデル(1/2 ページ)

» 2010年06月21日 13時30分 公開
[ITmedia]

Core iプラットフォームに一新──光学ドライブ内蔵で1.25キロの薄型軽量ボディ、標準バッテリーで約11時間動作

photo 東芝の高性能モバイルノートPC「dynabook RX3」

 “東芝ノートPC25周年”モデルにおける、13.3型ワイド液晶ディスプレイ搭載のモバイルノートPC注目モデルが「dynabook RX3」だ。従来モデル「dynabook SS RX/RX2」の特徴だった、薄型・軽量・堅牢なボディと長時間のバッテリー動作の特徴を継承しながら、より高性能志向の仕様に一新された。

 ラインアップは、Core i5+128GバイトSSD+モバイルWiMAX+軽量薄型仕様の液晶ディスプレイを内蔵する最上位モデル「RX3/T9M」を筆頭に、ストレージを500GバイトHDDとする「RX3/T8M」、標準液晶ディスプレイ仕様+モバイルWiMAX搭載の「RX3/T7M」、CPUをCore i3-350Mとするコストパフォーマンスモデル「RX3/T6M」の4モデル。発売は最上位のRX3/T9Mが2010年7月下旬、それ以外は6月下旬を予定。価格はオープン、想定実売価格はRX3/T9Mが24万円前後、RX3/T8Mが21万円前後、RX3/T7Mが19万円前後、RX3/T6Mが16万円前後と予想される。

 dynabook RX3は、モバイルノートPCで重視される項目をより追求した高機能志向の仕様を大きな特徴とする。液晶ディスプレイは1366×768ドット表示に対応する13.3型ワイドで、上位のRX3/T9MとRX3/T8Mに薄型軽量仕様の特別な液晶パネルを採用。最薄部16.8ミリ、重量約1.25キロ(標準バッテリー装着時)とする極薄軽量のボディ、かつ、高パフォーマンスを望むための標準電圧版Core iシリーズを採用しながら、標準バッテリー(バッテリパック61AA)装着時で約11時間、長時間バッテリー(バッテリパック91AA RX3/T9Mのみ)装着時で約14時間の長時間バッテリー動作を実現する。モバイルWiMAXはRX3/T9MとRX3/T7Mに標準搭載となる(無線LAN+モバイルWiMAXコンボモジュール「Centrino Advanced-N+WiMAX 6250」を内蔵)。

 100キロfの面加圧、76センチの落下テスト(製品4面方向)、30ccのキーボード部分防滴テストをクリアする“堅牢性”も大きなポイントだ。HDDカバーやパームレスト部に世界初(2010年6月現在、東芝調べ)となるマグネシウム合金のハニカムリブ構造を用い、あわせてマグネシウム合金を真空状態で鋳造した部材を採用。真空鋳造によりマグネシウム筐体でもより緻密な加工を可能とし、さらなる堅牢性の向上を実現した。

 RX3/T9Mの主な仕様は、Core i5-520M(2.4GHz/最大2.93GHz)とIntel HM55 Expressチップセットの組み合わせに、4Gバイトのメインメモリ(PC3-8500対応DDR3 SO-DIMM2Gバイト×2/最大8Gバイト)、128GバイトのSSD、1366×768ドット表示に対応する13.3型ワイドの液晶ディスプレイ、DVDスーパーマルチドライブ、IEEE802.11a/b/g/n対応の無線LAN+モバイルWiMAX、1000BASE-T対応の有線LANUSB 2.0×3(うち1つはeSATAと共用)、eSATA×1(USB 2.0と共用)、HDMI出力、アナログRGB出力、指紋センサー、SDメモリーカードスロットなど。搭載OSはRX3/T9MとRX3/T8MがWindows 7 Professional(32/64ビットセレクタブル仕様)、RX3/T7MとRX3/T6MはWindows 7 Home Premium(同)。オフィススイートはOffice Home and Business 2010(Word、Excel、Outlook、OneNote、PowerPoint)が付属する。

 本体サイズは、薄型軽量仕様の液晶ディスプレイを搭載するRX3/T9MとRX3/T8Mが、316(幅)×227(奥行き)×16.8〜24.7(厚さ)ミリ、RX3/T7MとRX3/T6Mは316(幅)×227(奥行き)×16.8〜25.7(厚さ)ミリ。バッテリーパック61AA装着時の重量は、RX3/T9Mが1.25キロ、RX3/T8Mが1.35キロ、RX3/T7MとRX3/T6Mが1.45キロとなる。

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