これでイチキュッパなら安いヨ、たぶん──WiMAX対応の無線LANルータ「URoad-7000」ファーストインプレッションiPhone 3Gより軽い/価格は1万9800円(1/3 ページ)

» 2010年06月21日 18時49分 公開
[井上翔(K-MAX),ITmedia]
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iPhone 3Gより軽い重量116グラムの軽量ボディに、「WiMAXルータ機能」を内蔵

photo モバイルWiMAX対応の小型無線LANルータ「WiMAX Speed Wi-Fi」のラインアップが、かなり拡充される

 PCはもちろん、携帯電話や携帯ゲーム機などの無線LAN機能搭載デバイスでも使える「モバイル無線LANルータ」がここ最近、ぐわっと増え、利用者も急激に増えている。それはなぜか。「便利だから」だろう。3Gデータ通信サービスを利用できる機器に加え、高速・手軽に加入できる特徴を持つ新世代のモバイルデータ通信サービス「モバイルWiMAX」で利用できる”WiMAX Speed Wi-Fi”(WiMAX対応無線LANルータ)も、2010年6月よりラインアップがかなり強化される。

 なお、WiMAX Speed Wi-Fiは、UQコミュニケーションズが提唱する各通信機器メーカー製“モバイルWiMAX搭載無線LANルータ機器”全般を指す呼称だ。本稿でもWiMAX Speed Wi-Fiで統一することにする。


 今回はそのうちの注目モデルの1つ、シンセイコーポレーション「URoad-7000」を取り上げる。

photophoto シンセイ製“WiMAX Speed Wi-Fi”「URoad-7000」(写真=左)。このホワイトカラーは、ビックカメラによるWiMAXサービス(UQ WiMAXのMVNO)「Bic WiMAX SERVICE」向けのモデル(URoad-7000K)となる(注:今回は評価機の都合で、UQ WiMAXの環境で検証した。MVNOによるサービスも、最大通信速度やサービスエリアはUQ WiMAXと同じで、接続プランや月額価格が若干異なる場合がある)。このほかにエディオングループ「edion KuaL net」向けの“URoad-7000ED”(レッドカラー)、UQ WiMAXをはじめとする多くのサービス向けのベーシックモデル“URoad-7000SS”(ブラックカラー/端末単体で販売)がある。URoad-7000SSは2010年6月30日発売で、シンセイ直販サイト価格は1万9800円(税込み)だ。右の画像は分離タイプの先代「URoad-5000」だ

 URoad-7000は、同社が国内向けに販売する機器としては2代目となるWiMAX Speed Wi-Fiだ。先代となる「URoad-5000」は、同社のUSB接続型WiMAXデータ通信端末(UD03SSやMW-U2510など)とルータ本体をセットで使う、いわゆる分離タイプだったが、本機はWiMAX通信機能(2010年6月現在の最大速度は下り最大40Mbps/上り最大10Mbps)も内蔵し、単体で利用できるようになったのが大きな違いだ。本体をバッグやポケットに忍ばせておけばすぐ使える、スッキリとした“持ち運びに適した”ボディに進化したといえる。

 外観は余計な凹凸がないスリムデザインで、側面に電源ボタンと状態表示インジケータ、スライドカバー付きの充電コネクタが備わるのみのシンプルな造形となっている。本体サイズは104(幅)×62(奥行き)×14.8(厚さ)ミリで、重量はバッテリー込みで約117グラム(カタログ値)だ。携帯する機器としては、よくある携帯電話1つほどだ。これとiPhoneやスマートフォンを一緒に持ち歩いても合計300グラム程度なので、持ち運びも苦にならないと思われる。

photophotophoto 厚さは14.8ミリとかなり薄い。ポケットやバッグのサブポケットに入れるのもほとんど苦にならない。充電端子はスライドカバーを開けてアクセスする。本体側面に電源ボタンと3つの状態表示インジケータがある。左から、モバイルWiMAXの電波状況、無線LAN(Wi-Fi)のアクセス状況、バッテリー残量を示す(写真=左)
photophotophotophoto ほぼ同じ機能を備えるNECアクセステクニカのWiMAX Speed Wi-Fi「AtermWM3300R」(写真=左2つ)、およびサイズ感が似ているiPhone 3Gとサイズを比較(写真=右2つ)
photophotophoto 実重量はURoad-7000が116グラム、AtermWM3300Rが141グラム、iPhone 3Gは138グラムだった

(※今回の評価は最終仕様決定前の試作機で行っております。ハードウェアおよびソフトウェアの仕様・機能は、製品版と一部異なる可能性があります。ご了承ください)


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