日本AMDは、6月22日に、同社が進めるブランドマーケティング「AMD VISION」に協賛するパートナーの製品を紹介する説明会を行った。
日本AMD代表取締役社長の宮本啓志氏は、AMD VISIONブランドに設定されている各エディションが想定するユーザーとその使い方を紹介した上で、2010年の夏モデルとして登場したAMD VISIONブランドPCが、2009年と比べて1.5倍に増えたことを紹介した。
また、宮本氏はAMDが2011年に投入を予定しているFusionについて説明を行った。宮本氏は、「FusionはCPUとGPUがただ一緒になっただけじゃない」と述べた上で、「CPUが得意とするシリアルな処理とGPUが得意とするパラレルな処理が有機的に働く、ハイブリッドなコンピューティングを可能するのがFUSIONだ」とそのアドバンテージをアピールし、コアを高速なバスアーキテクチャで接続していることや、単一のダイ構造の採用でより薄型で省電力が進んだフォームファクタが可能になることを紹介した。
同社マーケティング本部長の林淳二氏は、日本で出荷されている“AMD VISIONブランド採用PC”が昨年から1.5倍に増えたと述べ、ASUS、ソニー、デル、日本エイサー、日本ヒューレット・パッカード、富士通、レノボ・ジャパン、ソフマップ、サードウェーブ、ProjectWhite、マウスコンピューター、ユニットコムが出荷するAMD VISIONブランド採用PCをスライドで紹介した。
説明会では、ゲストスピーカーとしてマイクロソフト コンシューマーWindows本部 本部長の藤本恭史氏が登場して、Windows 7における製品サポートの満足度がWindows Vistaと比べて30ポイントアップしている一方、サポートコールの件数が60%減少したなど、ユーザーがWindows 7に満足していることを示すデータが紹介された。また、Windows 7で実現されたシンプルな操作とAMDのVISIONブランドPCの性能とで、より快適なPC環境をユーザーに提供できるとアピールした。
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