7月24日、秋葉原UDX 2階のイベントスペース「AKIBA SQUARE」にて、レノボ・ジャパンがユーザーイベント「レノボ祭り in 秋葉原」を開催。「お店ではスペース的にすべてのラインアップを置いていただくのは難しいです。そこで今回はサーバを含めて弊社の製品を一堂に集めてみました」(同社スタッフ)というコンセプトで、会場には、ThinkPadやThinkCentreなどのビジネス向けと、IdeaPadやIdeaCentreといったコンシューマー向けモデルが広いスペースにズラリと並べられた。
その狙いどおり、実機が展示される機会の少ないサーバやビジネス向け製品に触れるコアユーザーの姿が終日みられた。一方、入り口で配るラムネやプレゼント抽選企画も好評で、家族連れやライトユーザーの集客も成功。Ideaシリーズのブースもまずまずの賑わいだった。
展示コーナーを見渡すと、複数用意されたWiMAX内蔵ノートPCの体感コーナーは客層を問わず、多くのユーザーが入れ替わり触れており、人気が高かった。同社スタッフは「WiMAXも商用サービスが1年経過し、かなり実用度が高まっています。しかも、弊社のアダプタ内蔵型ノートPCなら、液晶ディスプレイの内部に2本のアンテナを広く伸ばしているので、USB接続タイプのものより快適な環境が得られやすいんですよ」とアピールする。また、キーボードやボディを外した内部むきだしのThinkPadや、稼働中のノートPC開閉実験装置コーナーには、長時間じっくり観察するユーザーがみられた。
サーバやワークステーションの「ThinkStation」以外にビジネス用途で注目を集めていたのは、液晶一体型の「ThinkCentre A70z」と「M90z」だ。ビジネス向けでは液晶一体型マシンの選択肢が少なく、デモ展示のたびに強い関心を集めているとのこと。担当スタッフは「デモ機をお見せした際に購入まで検討していただける率は、イチローの打率より高いかもしれません。一体型だと机のスペースが有効活用できるので、クライアントへのプレゼン用途だけでなく、通常業務用にも検討されている法人様も多いんですよ。A70zは学校の教材としてご購入された方もいらっしゃいます」という。
もう1つ際立っていたのは、サブディスプレイを搭載した「ThinkPad W701ds」だ。1920×1080ドットの17型液晶脇に768×1280ドットのサブ液晶を収納しており、メールソフトやブラウザなどの表示域に使える。担当スタッフは「なかなか展示機を置ける機会がないこともあり、熱心に触って行かれる方が多いですね。最小構成で40万円以上と高価ですが、注目していただいてうれしいです」と喜んでいた。
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