“無線LAN×無線FAX”でもう置き場所に困らない!――複合機「MFC-J850DN」の魅力ブラザー入魂の「マイミーオ フリー」がデビュー(1/3 ページ)

昨今は家庭向け複合機もワイヤレス接続がトレンドだが、FAXを使おうとすると、電話回線の近くに置くしかなかった。しかし、あきらめるのはまだ早い。ブラザーの最新複合機「マイミーオ フリー」は、この問題を独自の工夫で解決してきたのだ。その驚きの工夫とは!?

» 2010年11月24日 09時30分 公開
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2010年のマイミーオはさらに“フリー”になった

 ブラザーのインクジェット複合機「マイミーオ(MyMio)」シリーズは、そのデザインや機能からファミリー層の引きが非常に強い。インテリアとの調和を考えた薄型のスタイリッシュボディをはじめ、まだまだ一家の必需品といえるFAXや電話の積極的な搭載、それ以外の機能を絞り込むことで実現した簡便な操作性など、その設計思想は家電に通じるところがある。FAX付きの複合機が主力製品なので、シリーズを通して家庭内のさまざまな場所で自然になじむように作っているのだろう。

 こうしたユーザーフレンドリーな製品コンセプトは、ブランドを立ち上げたころから変わることなく、多くの支持を集めてきた。昨今は多くのプリンタメーカーがリビングでの設置を想定したスリムなインクジェット複合機をこぞって発売しているが、これこそマイミーオが従来から体現していたことなのだ。

2010年秋冬から投入された「マイミーオ フリー」の主力モデル「MFC-J850DN」。子機が2台付く上位モデル「MFC-J850DWN」もある

 このマイミーオシリーズから2010年秋冬の新ラインアップが登場した。7機種11モデルを用意しており、いずれも従来からの製品コンセプトを引き継ぎつつ、機能を強化・拡張している。新ラインアップの目玉は、何といっても「マイミーオ フリー(MyMio Free)」の名を冠した新カテゴリーの「MFC-J850DN/DWN」と「MFC-J800D/DW」だろう。これらは独自のワイヤレス通信機能により、本体の設置性を大幅に高めているのが特徴だ。今回は主力モデルの「MFC-J850DN」をピックアップし、その実力をじっくりチェックしていこう。

フリーの秘密は無線FAX機能にあり

 マイミーオ フリーの「フリー」とは“ケーブルからの解放(フリー)”を意味するが、これはPCとの接続を無線化するという意味に限らない。電話回線との接続におけるフリー、つまり電話はもちろん、FAX機能までワイヤレス化してしまおうという試みなのだ。厳密にいうと“本体と電話モジュラージャック間のケーブル接続が不要”となる。

 MFC-J850DNを見てみると、プリントエンジンやスキャナなどを搭載した「本体」と、デジタル子機の充電スタンドも兼ねた「通信ボックス」の2ユニットに分かれている。モジュラージャックからの電話回線は通信ボックス側に接続し、通信ボックスと本体間のデータ送受信はワイヤレスで行う仕組みだ。本体側に電話回線をつなぐ必要はない。

MFC-J850DNの本体。PCプリント、スキャン、コピー、ダイレクトプリント、FAX、電話といった機能をコンパクトボディに凝縮している
MFC-J850DNの通信ボックス。デジタル子機の充電スタンドも兼ねる。こちらに電話線のモジュラーケーブルを接続する仕組みだ

 通信ボックスのサイズは177(幅)×127(奥行き)×39(高さ)ミリ、重量は約400グラムとなっており、設置面積は一般的な固定電話と同じか、やや小さいくらいなので、置き場所に困ることはないだろう。

 本体のサイズは390(幅)×368(奥行き)×150(高さ)ミリ、重量は約7.7キロだが、こちらはモジュラージャックの位置を気にしないで済むことに加えて、PCを筆頭にさまざまな機器とワイヤレス接続できるIEEE802.11b/gの無線LAN機能も内蔵している点に注目したい(USB 2.0での有線接続も可能)。これにより、電源ケーブルさえ伸ばせるならば、家庭内で自由に置き場所を決められるのだ。

 これまでのFAX付き複合機は、無線LAN機能を搭載している機種であっても、電話回線を本体に接続しなければならず、設置場所はモジュラージャックの近くに制限されていた。FAX付き複合機を置きたい場所に電話回線がないため、仕方なく別の部屋に設置しているというケースも少なくなかっただろう。

 しかし、MFC-J850DNであれば、設置場所に困ることはない。国内の一般的な住宅環境であれば、各部屋にモジュラージャックはなくても電源コンセントはあるはずなので、好きな場所へ“フリー”に設置できるというわけだ。こうした無線FAX機能はマイミーオ フリーが業界初の採用であり、ユーザー視点でFAX付き複合機の使いやすさを追求してきたブラザーならではの心遣いといえる。

本体は前、横、後ろのどこから見ても余計な突起などがなく、薄型でコンパクトにまとまっている

2つのワイヤレス機能で複合機の設置がより快適に

リビングの固定電話とFAX機をどかして、MFC-J850DNの通信ボックスを代わりに置いてみたところ、周囲がすっきりと片付いた。デジタル子機は特大受話音量もあり、聞き取りやすい

 実際、無線LAN+無線FAXという2つのワイヤレス機能を使ってみると、思った以上に快適だ。試しにリビングへ通信ボックス、書斎へ本体を設置してみたが、驚くほどリビングがスッキリとした。何しろ、これまでリビングに鎮座していたインクジェット複合機と固定電話、FAX機が全部取り除かれ、通信ボックス1つになったのだから、当然といえば当然だ。

 同時に感心したのが、通信ボックスの使いやすさだ。通信ボックスは単なるデータの中継ポイントではなく、ワイヤレス子機の充電スタンドとしての機能も搭載している。液晶モニタとボタンによる操作パネルも設けており、各種機能や音量の設定も可能だ。

 また、留守番電話のセットや録音再生、会話録音などの機能に専用のボタンを用意するほか、FAX受信を知らせるためのインジケータもある。こと通信機能に関しては、通信ボックスだけで何の不自由もなく利用できるだろう。

 一方で書斎に置いた本体だが、こちらも好感触だ。これまでは書斎で使っているPCから無線LAN経由でリビングの複合機を利用していたが、書斎に本体を置くことで、PCプリントのたびにリビングへ印刷された紙を取りに行く手間もなくなり、その場でプリント、コピー、スキャンが行えるようになった。本体の設置場所は電源以外に制約がないので、無理なスペースの確保も面倒なケーブルの取り回しも必要ない。ただ使いやすさのことだけを考えて置き場所を選べばよいので、設置の煩わしさがないのだ。

 しかもスタイリッシュボディが身上のマイミーオだけあって、FAX複合機にしては体積が少なく、割とどこにでも置けてしまう。本棚の空きスペースに入れてみたが、これがなかなかに使い勝手がよかった。操作パネルや給/排紙機構、インクカートリッジのスロットが前面に集中しているので、周囲が仕切りで囲まれた棚でも操作に不都合は生じない。さすがに紙詰まりが発生した場合は背面のメンテナンスドアを開く必要があるが、ケーブルが電源の1本だけなので、楽に手前へと引き出せる。

書斎の本棚にMFC-J850DNの本体を設置した様子。4色インクを採用している関係でプリントヘッドの移動幅が小さく、横幅は390ミリと短めに収まっている。写真のように幅40センチくらいの棚があれば十分置けてしまう。このままの状態でスキャンやコピーの機能はもちろん、インク交換などのメンテナンスも可能だ

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