ユニットコムのスタッフが「元々はPCパーツに興味を持ってもらいたいというところからスタートしたイベントですが、PCに興味を持ち始めた新たな層の方にもたのしんでもらいたいと考えました」と語るように、自作PC以外の見どころも多かった。
そのユニットコムのブースでは、PCの中身を触らずにハードとソフトの構成を最適化することで体感速度を高めるという、新サービス「ユニットチューン(仮)」を披露して話題を集めていた。既存のメーカー製PCにも適用可能で、チューニングによってWordやExcelの起動時間を数倍に早める効果があるという。同社スタッフは「中古でも新品でも調律可能です。デモを見たから『すぐやって欲しい!』と言われることが多く、手応えを感じています」という。サービスの開始時期や料金は未定とのことだ。
また、新規のユーザーを取り込むべく、人気アニメ「とある魔術の禁書目録II」のビジュアライズノートPCを発売し、出演声優を招いたトークショーをメインステージで開催するなど、積極的な取り組みも見られた。トークショーにはこれまで以上の観衆が詰めかけ、声優の呼びかけに叫び声に近いレスポンスをたびたび行っていた。
メーカーブースにも、PC周辺機器の注目作が多数並んでいた。プラネックスのブースでは、片手で握れるサイズの極小無線LANルーター「MZK-RP150N」のほか、ペットロボのような無線LANカメラ「ワンワンカメラ」が人気を集めていた。
同社スタッフは「MZK-RP150Nは持ち歩きに便利ですね。ホテルでこれを差すだけでアクセスポイントになりますから。ワンワンカメラもiPhoneなどで外出先から部屋の様子を見るといった使い方ができるので、お客さまのアイデア次第で相当便利な道具になると思います」と語る。なお、MZK-RP150Nは1月に発売予定で、4000円以下の価格になる可能性が高いそうだ。ワンワンカメラは4万円前後ですでに発売されている。
そのほか、スマートフォンとの連携をアピールするアイテムが多く、2010年を反映するイベントとなっていた。2011年明け早々から、これらの新製品が話題を集めてアキバを盛り上げることを期待したい。
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