Let'snote B10の大画面ディスプレイと軽いボディにホレるボクはでっかい画面が好きだー(1/3 ページ)

» 2011年01月27日 15時00分 公開
[長浜和也(撮影:矢野渉),ITmedia]

大画面なLet'snoteがいっそうでかくなった……、けど軽い!

 2011年春モデルでLet'snoteの新シリーズとして登場した「Let'snote B10」は、なんといっても、その搭載した液晶ディスプレイが最も重要な特徴だろう。Let'snoteシリーズでは最大となる15.6型ワイド液晶ディスプレイの最大解像度は1920×1080ドットと、フルHDコンテンツの再生にも対応する。

 こういう大型のディスプレイを搭載したため、Let'snote B10は、「小型軽量」というこれまでのLet'snoteのイメージからすると、だいぶ大柄になった。370.8(幅)×299(奥行き)ミリという横長の底面積もさることながら、従来のLet'snoteと同様にボンネット天板を採用したことで厚みも31.4〜43.2ミリとそれなりにある。Let'snote B10を初めて見たときに、思わず「うっ」と声がでたほどに、Let'snote B10から受ける“見た目のボリューム感”は相当なものだ。

 しかし、本体は約1880グラムと軽い。ボリュームのある外観から「2キロ後半を想定せよ」という脳内指令を受けて、腕にそれなりの力を用意して本体を持ち上げると、「ふわっ」と思ってしまうほどだ。パナソニックでは、Let'snote B10を「自分の机から会議室」といった屋内移動で想定しているが、カバンに入れて屋外を1日中移動しても、通常のモバイル向けノートPCと変わらない感覚と疲労感で持ち歩くことができた。

比較するものがないと、これまでのLet'snoteシリーズと同じように見えるかもしれないが、15.6型ワイドという大型のディスプレイを搭載したLet'snote B10の存在感は強烈だ(写真=左)。サイズが大きくなったため、軽量化のためにボディパネルの薄型化を進める一方、ボンネット天板で強度を確保した。堅牢性能は30センチ落下試験をクリアする(写真=右)

 ただし、カバン内部における“Let'snote B10の存在感”は相当なものであるのは否定できない。1920×1080ドットの解像度を表示できるノートPCで17型ワイドでなく15.6型ワイドを採用した理由として、「15.6型ワイドが一般的なカバンに入れることができる最大のサイズ」とパナソニックは説明しているが、それでも、A4サイズの2スピンドルノートPCが収納できた普段使いのカバンに収まらず、ややゆったりとしたカバンを用意しなければならなかった。なお、ACアダプタのサイズは実測で約100(幅)×42(奥行き)×27(高さ)ミリ、重さが同じく実測で約247グラムと、ほかのLet'snoteシリーズと同じ小型であるので、出張などで本体を一緒に携帯しても負担にならない。

 標準バッテリー(6セル、2250ミリアンペアアワー、重さ約310グラム)を搭載したときのバッテリー駆動時間は公称値で約6時間、BBench 1.01(海人氏・作。測定条件は、60秒間隔でのWeb巡回と10秒間隔でのキーストローク。電源プランは「パナソニックの電源管理(標準)」で、液晶ディスプレイの輝度は20段階中の10レベル)を用いた測定で、4時間36分(16662秒)となった。

ACアダプタは実測で約100(幅)×42(奥行き)×27(高さ)ミリ、重さが同じく実測で約247グラムと、このサイズのノートPCとしては小型(写真=左)。バッテリーは標準の6セル以外にオプションで軽量の3セルが用意される。この場合、バッテリー駆動時間は約3時間。メモリスロットは2基用意してあり、標準構成では1枚の4Gバイトメモリが組み込まれる(写真=右)

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