デスクトップPCのリプレースとして、ノートPCを選択する流れは、いまに始まったことではない。が、ここ数年で急激に勢いが増してきたのは明らかだ。オフィス(あるいは自宅)でデスクワークエリアの省スペース化、そして省電力化を図りたい企業や個人レベルの要求に対して、ノートPCの高性能化と低価格化など、ノートPCへの移行を促進する条件が整ってきた。
ただ、以前から疑問に感じていたことがある。こうした流れは納得できるものの、その要求を本当に満たす製品が存在するのかということだ。デスクトップPCの置き替えとしてメーカーが勧めるノートPCの多くは、いわゆるA4オールインワンノートPCにあたり、大画面や高性能を備えているものの、その多くが2キロ以上で、3キロを超えるものも少なくない。メーカー側としては「デスクトップPCのリプレースだから、重くても別に問題ない」という考えなのだろう。
しかし、デスクトップPCからノートPCへのリプレースを考える場合、そこで期待されるものは本当に「デスクトップPCの代わりに使えればいい」だけだろうか。いや、実際はそうではない。「デスクトップPCとは違い、会議にはそのまま持ち込むこともできる」「社内や自宅の別の場所へ移動して、仕事用デスクと同じ作業を継続できる」というメリットも期待しているはずだ。デスクトップPCのリプレースとはいえ、ノートPCにはある程度の機動性は必要なのだ。機動性を確保するためには、一定の軽さに加えて、バッテリー駆動時間も重要な要素となる。
レッツノートの新シリーズとして追加された「レッツノート B10」は、これらの不満点をすべて解決する。 第2世代 インテル® Core™ vPro™ プロセッサー・ファミリー を採用しつつ、2キロを切り、約6時間駆動を実現。“ハイパフォーマンスなプロフェッショナルモバイル”を見事に実現している。
レッツノート B10で最大の特徴は、15.6型ワイドで解像度1920×1080ドットという、大画面高精細な液晶ディスプレイを搭載しつつ、約1880グラム、約6時間のバッテリー駆動を実現(店頭モデルの場合)した点だ。これまでの実績から、「レッツノートだから当たり前」と単純に感じてしまいがちだが、当然ながら、その実現には技術の積み重ねと新たな試みが存在する。基板の小型化、薄肉マグネシウムボディ、さらには、新開発の軽量ファンを投入することで、A4オールインワンとしては最小の370.8(幅)×229(奥行き)ミリというフットプリントに仕上がった。重量も、このサイズで約1880グラムというのは、実際に持ったときに思わず「なるほどレッツノートだな」と口走ってしまうほどだ。
CPUには第2世代 インテル® Core™ i5-2520M vPro™(2.5GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.2GHz)を採用。モバイル用途向け製品でありながらも、レッツノート B10と同じデスクトップPCのリプレース需要もカバーしていた「レッツノート Y」シリーズと比べて、処理速度は約2倍、グラフィックス性能は約2.7倍も向上している。そして、OSには64ビット版 Windows 7 Professionalを導入(HDDリカバリー時に32ビット版の選択可)、「Windows XP Mode」を標準でサポートするなど、CPUがサポートするvProテクノロジーとあわせて、ビジネスユースを重視するレッツノートシリーズで求められる機能は充実している。
デスクトップPCリプレース需要に耐えられるノートPCにおいて、レッツノート B10は新たな基準を切りひらいたともいえるだろう。これまでは「一般的なビジネス作業なら」という前提だったのに対し、「レッツノート B10」であれば、より高い処理速度を要求する設計やデザインワークなどの専門的で技術的な分野も含めて、非常に幅広い層を対象に「デスクトップPCからノートPCへのリプレース」に対応可能というわけだ。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2011年3月20日