「楽しそう」「使ってみたい」と思ってもらうアプローチには、2つの新機能「ストップモーション」と「タイムラプス」を訴求する。ストップモーションは、デジタルカメラやWebカメラで撮影した連続写真やビデオを用い、容易にクレイアニメ風の作品に仕上げられる機能だ。Webカメラを使い、直前のコマをレイヤーで比較しながら移動量を把握できる“オニオンスキン”や一定時間おきに自動撮影する機能など、ストップモーション作品に便利な機能も標準で備えている。
タイムラプスは、インターバル撮影した連続写真や普通に撮影した映像から容易に“パラパラマンガ”風の作品に仕上げられる機能。コマ数を間引く処理と再生速度を調整する機能により、例えば定点カメラでインターバル撮影した連続写真を「朝→昼→夜」や「春→夏→夏→冬」などに変化していく10秒間の写真ムービーに仕上げる──といった編集作業も手軽にできるという。
テンプレートより容易に作品に仕上げられる「インスタントプロジェクト」も健在。オープニング用/本編用/エンディング用と127種類のテンプレートを標準で備え、初心者でも最短3ステップで完成する。自身で加工したテンプレートの保存はもちろん、オンラインでユーザーとシェアできる「テンプレートシェアサイト」も展開する。同サイトにて、同社でもプロ作成のテンプレートや素材などを配信する予定としている。
対応OSは64ビット版を含むWindows 7/Vista/XP。対応動画形式は以下の通り。
対応ビデオ・オーディオ形式 | |
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映像入力 | AVI、MPEG-1、MPEG-2、HDV、AVCHD、M2T、MPEG-4、H.264、M4V、QuickTime、Wimdows Media Format、MOD(JVC MOD)、M2TS、TOD、BDMV、3GPP、3GPP2、DVR-MS、FLI、FLC、FLX、SWF、DivX(要コーデック)、RM(要コーデック)、UIS、UISX |
動画出力 | DVAVI、MPEG-2、MPEG-4、H.264、AVCHD、QuickTime、Windows Media Format、3GP、3GP2、AVCHD、BDMV、FLI、FLC、FLX、FLV、RM(要コーデック)、DivX(要コーデック)、UIS、UISX |
オーディオ入力 | Dolby Digital Stereo、Dolby Digital 5.1、MP3、MPA、QuickTime、WAV、Windows Media Audio、MP4、M4a、AIFF、AU、CDA、RM、AMR、AAC |
オーディオ出力 | Dolby Digital Stereo、Dolby Digital 5.1、WAV、MP4、Windows Media Audio |
上位のVideoStudio Ultimate X4は、2種の高機能プラグイン「Boris Graffiti」「proPAD Mercalli」と追加効果音素材を収録する。Boris Graffitiはタイトル文字列のアニメーションや手書き風アニメーションなどの効果を調整可能。proPAD Mercalliはデジタル一眼レフカメラの動画で起こりがちなローリングシャッター(ゆがみ)補正を含む手ブレ補正フィルター機能を実装する。効果音はサイレンやエンジン、ガラス破粉音、笑い声など、著作権フリーの素材を233種類収録する。
発売はパッケージ版が2011年4月15日、ダウンロード版は3月8日。価格はスタンダードなVideoStudio Pro X4通常パッケージ版で1万5400円(税込み、以下同)から。このほか、優待版やアップグレード版、ダウンロード版、アカデミック版、高機能プラグインを同梱したVideoStudio Ultimate X4など、計10種を用意する。アップグレード版はバンドル版所有者も対象、特別優待版は他社ビデオ編集ソフトからの乗り換え時などに利用できる。
VideoStudio Ultimate X4 | VideoStudio Pro X4 | |
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通常版 | 2万790円 | 1万5540円 |
特別優待版/アップグレード版 | 1万5540円 | ─ |
特別優待版 | ─ | 1万290円 |
アップグレード版 | ─ | 8379円 |
アカデミック版 | 1万2390円 | 8190円 |
ダウンロード通常版 | 2万790円 | 1万5540円 |
ダウンロードアップグレード版 | 1万5540円 | 1万290円 |
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