デル、Alienwareほか、Sandy Bridge採用新モデルを大量公開実はドドンと出していました(2/2 ページ)

» 2011年04月19日 20時39分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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著名デザイナーの天板も選べる「XPS」「Inspiron」

 デルは、そのほかのサブブランドでも新製品を3月15日以降に発表している。しかし、東日本大震災の影響でリリースなどの告知をしていなかったため、Alienware新製品発表会にあわせて、Inspiron、XPS、OptiPlex、Latitude Eシリーズを紹介した。

 XPSシリーズでは、ノートPCのXPS 17とXPS 15で“Sandy Bridge”世代のCPU搭載モデルと登場した。ユーザーがデザインを選べるカスタム天板オプションの“Ddesign Studio”では、従来の17種類から2011年4月時点で159種類のパターンが用意された。追加されたデザイン天板では、海外著名デザイナーや従来から協業してたネイルプランドのOPIなどが参加している。デザイン天板の価格はXPS 15対応で5250円、XPS 17対応で6300円になる。

 Inspironシリーズでは、「Inspiron 15R」が登場した。本体サイズは376(幅)×260.2(奥行き)×29.7〜33.8(厚さ)ミリで、重さは最小構成で約2.44キロ。チップセットはIntel HM67 Expressを採用してCPUにクアッドコアのCore i7シリーズ、または、デュアルコアのCore i5シリーズを選べる。搭載する液晶ディスプレイは15.6型ワイドで解像度は1366×768ドット。グラフックス機能はCPUに統合されるIntel HD Graphics 3000を利用する。

 Inspiron 15Rでは、天板の着せ替えがユーザーにも可能で25種類のバリエーションを用意する。1枚の価格は2625円で、デルの周辺機器Webページで購入できる。

XPSでは、2011年4月時点で159種類をそろえる天板バリエーション“Design Studio”を利用できる(写真=左)。Inspiron 15Rで利用できる「SWITCH by design studio」では、25種類用意された天板をコレクションして、ユーザーが利用場面に合わせて交換できる(写真=中央)。Inspironをはじめとして、利用目的に合わせてラウンチャーを切り替える「Stage」が導入される。これは、デルのタブレットデバイス“Streak”で採用されたインタフェースと共通の操作を実現する(写真=右)

新デザインのボディで印象一新の「Latitude」

 VostroのノートPCラインアップも“Sandy Bridge”世代のCPUとそれに対応したHuron Riverを採用した「Vostro 3750」(17.3型ワイド液晶ディスプレイ搭載、解像度1600×900ドット、最小構成価格で5万9980円)、「Vostro 3550」(15.6型ワイド液晶ディスプレイ搭載、解像度1366×768ドット、最小構成価格で5万9980円)、「Vostro 3450」(14型ワイド液晶ディスプレイ搭載、解像度1366×768ドット、最小構成価格で6万7980円)、「Vostro 3350」(13.3型ワイド液晶ディスプレイ搭載、解像度1366×768ドット、最小構成価格で6万9980円)の4モデルが登場する。

 いずれもデュアルコアのCore i7、Core i5、Core i3シリーズを選択できるほか、Vostro 3750ではクアッドコアのCore i7シリーズも搭載可能だ。グラフィックス機能は、すべてのモデルでCPUに統合されたIntel HD Graphics 3000を利用するほか、Vostro 3350ではRadeon HD 6470、Vostro 3450とVostro 3550ではRadeon HD 6630M、Vostro 3750ではGeForce GT 525Mをそれぞれ選択できる。

 ビジネス向けのLatitudeシリーズでは、Latitude Eファミリーで、Latitude E6000シリーズとLatitude E5000シリーズの新モデルが登場した。

 Latitude E6000シリーズでは、「Latitude E6520」(15.6型ワイド液晶ディスプレイ搭載、上位モデル解像度1920×1080ドット、最小構成価格で14万1540円)、「Latitude E6420」(14型ワイド液晶ディスプレイ搭載、上位モデル解像度1600×900ドット、最小構成価格で13万5975円)、「Latitude E6320」(13.3型ワイド液晶ディスプレイ搭載、解像度1366×768ドット、最小構成価格で15万9600円)、「Latitude E6320」(スペック、価格は未定)が投入される。すべてのモデルでIntel QM67 Expressチップセットを搭載し、一部のモデルではvProに対応する。

 Latitude E5000シリーズでは、「Latitude E5520」(15.6型ワイド液晶ディスプレイ搭載、上位モデル解像度1920×1080ドット、最小構成価格で9万9960円)、「Latitude E5420」(14型ワイド液晶ディスプレイ搭載、上位モデル解像度1600×900ドット、最小構成価格で9万9435円)が登場した。チップセットはIntel HM67 Expressを搭載するが、vPro対応モデルは用意されない。

 Latitude E6000シリーズとLatitude E5000シリーズのそれぞれでボディデザインが一新され、従来の角張った印象から、丸みを持たせたラインとブラシフィニッシュのアルミニウム天板の採用など、高級感の訴求を図っている。

 このほか、Latitude E6420をベースにプロテクタとインタフェースカバーを追加して堅牢性能を向上させた「Latitude E6420 ATG」も用意された。価格は最小構成で19万9450円からとなる。

ボディデザインを変更したLatitude E6420(写真=左)。天面にはブラシフィニッシュを施したアルミパネルを採用、ボディではマグネシウム合金を使用して耐久性を確保している(写真=右)

ボディデザインを変更したLatitude E5420(写真=左)。天板では面取りや角の丸みなど従来のイメージから変えている(写真=中央)。15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載したLatitude E5520ではテンキーも備える(写真=右)

 デスクトップPCラインアップのOptiPlexでは、「OptiPlex 990」と「OptiPlex 790」が登場した。従来のBTXからATXにフォームファクタが変更されたほか、ボディを従来の下位モデルと同じ“ONYX”タイプを採用、上位機種のOptiPlex 990でUltra Small Form Factorが選択可能になった。

 Sandy Bridge世代のCPUとそれに対応する“Sugar Bay”を採用することで、性能は18%向上した一方で最大消費電力が従来のOptiPlex 780から約35%削減されている。

上位モデルのOptiPlax 990でSFFボディが選べる(写真=左)。ロープロファイルのグラフィックスカードを2枚差しにしてマルチディスプレイが求められる現場での需要に応えた(写真=中央)。さらに、USFFも選べるようになった(写真=右)

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