エプソン、B0プラス/A1プラス/A2プラス対応の大判インクジェットプリンタ

» 2011年04月22日 13時30分 公開
[ITmedia]

 エプソンは4月25日、大判インクジェットプリンタ「MAXART」シリーズの新機種として、B0プラス対応モデル「PX-H9000」、A1プラス対応モデル「PX-H7000」、A2プラス対応モデル「PX-H6000」を発売する。価格は表記順に62万7900円、36万5400円、31万2900円(税込み)。

左から、B0プラス対応モデル「PX-H9000」、A1プラス対応モデル「PX-H7000」、A2プラス対応モデル「PX-H6000」

PX-H9000/PX-H7000

 PX-H9000とPX-H7000は、写真、プルーフ、ポスターといった印刷業務やグラフィックス業務向けの大判プリンタ。顔料系の「PX-P/K3」インクを8色搭載し、耐候性が高く、色転びが少ないことに加えて、ビビッドマゼンタインクの採用により、「JapanColor2001」を大きく超える色域を確保する。

 プリントエンジンは、従来比(B0プラス対応:PX-9550、A1プラス対応:PX-7550)で約2倍の高密度ヘッド(MicroPiezoTFヘッド)を採用したことで、印刷速度を高速化しつつ、オプションの自動測色器のサポートによって色管理工程を省力化した。また、スピンドルレス型ロールペーパーアダプタや高速ロータリーカッターの搭載で印刷前後の工程での生産性も向上している。インクカートリッジは700ミリリットルの大容量タイプだ。

PX-H6000

 PX-H6000は、特色や広色域が求められるプルーフやデザイン、中でも特色が多用される紙器パッケージ分野での活用を想定したデスクトップモデル。オレンジとグリーンを含む10色のPX-P/K3インクを搭載し、色域はDICカラーガイドの95%、PANTONEカラーチャートの98%をカバーする。

 プリントエンジンはMicroPiezoTFヘッドを採用し、印刷速度を高速化。新型カラー液晶パネルや高速ロータリーカッター、自動ノズルチェック、LED警告灯といった機能を備え、生産性を向上した。オプションの自動測色器をサポートし、色管理工程も省力化できる。用紙厚1.5ミリまでの厚紙印刷も可能で、ピクトリコのプルーフ用厚手コート紙と組み合わせることで、紙器パッケージのプルーフやモックアップ作成用途にも対応できる。

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