　前モデルでフルモデルチェンジを行った本シリーズ。今回はストレージ容量の強化やテレビモデルに付属する“ワイヤレスTVデジタル”の一部機能を強化した程度の変更にとどまっている。ストレージは、上位モデルのLM750/ESが前モデルの640GバイトHDDから750GバイトHDDに、下位モデルのLM550/ESとLM550/ESは500GバイトHDDから640GバイトHDDにそれぞれ強化した。

　LM570/ESに付属する「ワイヤレスTVデジタル」は、これまでと同様にワイヤレスで地上／BS／110度CSデジタル放送を視聴／録画できるほか、この夏モデルより新たにネット経由のビデオオンデマンドサービス「ひかりTV」も利用できるようになった。

　搭載CPUは、LM750M/ESが超低電圧版のCore i7-660UM（1.33GHz／最大2.4GHz）、LM570/ESとLM550/ESは同Core i3-380UM（1.33GHz）。本体サイズは、約330（幅）×223（奥行き）×30.5（高さ）ミリで、重量は約1.86キロ（LM750M/ES）。13.3型サイズのモバイルノートPCながら、使い勝手を向上させるテンキー付きのアイソレーションキーボードを備える点が独特で、重量1.86キロの軽量ボディとともに、光学ドライブ（DVDスーパーマルチ）と最大10時間の長時間バッテリー動作を実現するのもポイントだ。

すりキズがついても自己修復する「スクラッチリペア」仕様の天面パネルを採用する（写真＝左）。カラーバリエーションは、ブレイズレッド、フラッシュホワイト、コスモブラックの3色（写真＝右）

　OSは64ビット版のWindows 7 Home Premium（SP1）を搭載。オフィススイートはLM750/ESがOffice Home and Business 2010、LM570/ESとLM550/ESはOffice Personal 2010をプリインストールする。NECの直販サイト「NEC Direct」で、8Gバイトまでのメモリ増設や、SSDとHDDを組み合わせて大容量と高速起動を両立する“ハイブリッドSSD”構成とするカスタマイズオーダーも行える。


LaVie M店頭モデルの概要（その1）
シリーズ名	モデル名	タイプ	従来比較	CPU	メモリ	HDD	OS	実売価格
LaVie M	LM750/ES （3色）	2スピンドル	基本スペック強化	Core i7-660UM （1.33GHz／最大2.4GHz）	4GB （DDR3）	750GB	64ビット版7 Home Premium （SP1）	15万円前後
	LM570/ES	2スピンドル	基本スペック強化	Core i3-380UM （1.33GHz）	4GB （DDR3）	640GB	64ビット版7 Home Premium （SP1）	15万円前後
	LM550/ES （3色）	2スピンドル	基本スペック強化	Core i3-380UM （1.33GHz）	4GB （DDR3）	640GB	64ビット版7 Home Premium （SP1）	13万円前後
LaVie M店頭モデルの概要（その2）
シリーズ名	モデル名	液晶	解像度	チップセット	光学ドライブ	GPU	TV／オフィス	重量
LaVie M	LM750/ES （3色）	13.3型ワイド	1366×768	Intel HM55	DVDスーパーマルチ	CPU統合	─ ／Office Home and Business 2010	約1.86キロ
	LM570/ES	13.3型ワイド	1366×768	Intel HM55	DVDスーパーマルチ	CPU統合	3波デジ（ワイヤレス）／Office Home and Business 2010	約1.88キロ
	LM550/ES （3色）	13.3型ワイド	1366×768	Intel HM55	DVDスーパーマルチ	CPU統合	─ ／Office Home and Business 2010	約1.86キロ