地上波アナログ放送が東北3県を除いて終了し、日本のテレビのデジタル化が一区切りしたタイミングですが、テレビの進化はまだまだ続きます。
“スマートテレビ”という言葉は聞いたことはありますか? なんとなく聞いたことはあっても、それがなんなのか具体的にイメージできる人はまだ少ないのではないでしょうか。スマートフォンのようなもの?と思ってしまう人もいるかもしれません。
しかし、今テレビの業界では、スマートフォンやタブレット、クラウドといった新しい製品や技術を利用してテレビの利便性を向上させようとする動きが活発化しており、その成果が実際の製品に反映され始めました。地デジ化需要が一段落し、テレビは再び“商品力”で勝負する時代に突入しています。テレビが進化する環境は整いました。
テレビの“スマート化”の行方を探る「ITmediaスマートテレビ研究所」では、広く一般ユーザーの声を集めながら、各ジャンルの専門家にも意見を求め、未来のテレビの姿を探るため、意見を交換するシンポジウムを企画しました。テーマは、「スマートテレビはどうあるべきか?」。5人の専門家がそれぞれの立場でテレビの現状と、これからテレビに起こる近未来の変化を討論します。
MCを務めるのは、ジャーナリストの乙武洋匡氏。オーディオ・ビジュアルの専門家として、弊誌連載でおなじみのAV評論家・麻倉怜士氏と本田雅一氏が参加します。さらに、ITジャーナリストの松村太郎氏、ガジェット大好きな“ガジェッティーヌ”こと、女優のいとうまい子さんがゲストとして登場します。
シンポジウムでは、スマートテレビとは一体何なのか?その定義を改めて考えるとともに、スマートテレビによって、人々のライフスタイルがどのような豊かになるのかについて議論していきます。新しい視聴スタイルとして、テレビと連携したさまざまな情報に手元のスマートフォンやタブレットで触れられるセカンドスクリーンや、別の部屋でも録画番組が見られるDLNA、自宅で気軽に映像コンテンツをレンタルできるVoD、そしてテレビに新しい機能を追加できるアプリの特長などもご紹介。
当日は、Twitterゴングの結果や視聴者のコメントなども随時取り上げながら、テレビライフを楽しく、便利にするスマートテレビ像を模索していきます。
テレビが変わろうとしている今、ユーザーにとって楽しく便利なスマートテレビとはなんなのかを一緒に考えませんか? もしかしたら、あなたの意見が未来のスマートテレビに反映されることもあるかもしれません。本日8月1日の21時30分から、Ustreamおよびニコニコ生放送で同時スタート!どうぞ、お見逃しなく!
テレビが変わる、未来を変える。「スマートテレビ」はどうあるべきか?
日時:本日8月1日(月) 21時30分よりUSTREAMおよびニコニコ生放送で同時生中継
出演者:乙武 洋匡(ジャーナリスト)
麻倉 怜士(デジタルメディア評論家)
本田 雅一(AV評論家、ITジャーナリスト)
いとう まい子(女優)
松村 太郎(ITジャーナリスト)
乙武洋匡(おとたけ・ひろただ)
1976年生まれ、東京都出身。大学在学中、自身の経験をユーモラスにつづった『五体不満足』(講談社)が多くの人々の共感を呼び、500万部を超す大ベストセラーに。大学卒業後は、スポーツライターとしてシドニー五輪やアテネ五輪、サッカー日韓共催W杯などの大会を現地取材。2007年4月から2010年3月には杉並区立杉並第四小学校教諭として勤務し、3・4年生を担任した。現在は、メディアを通して教育現場で得た経験を発信していく活動を柱としている。7月15日に講談社から「希望 僕が被災地で考えたこと」と「オトタケ先生の3つの授業」を発売した。
乙武洋匡オフィシャルサイト:http://www.ototake.com
Twitter:http://twitter.com/h_ototake
麻倉怜士(あさくら・れいじ)
デジタルメディア評論家。日本経済新聞社、プレジデント社経て1991年に独立。現在は評論活動のほかに、映像・ディスプレイ関係者がホットな情報を交わす「日本画質学会」副会長、津田塾大学の講師という3足のワラジ生活を送りながら精力的に活動している。ITmedia +D Lifestyleで「デジタル閻魔帳」連載中。
本田雅一(ほんだ・まさかず)
フリーランスジャーナリスト。ソフトウェア開発に従事した後、PC関連の記事を執筆。現在はPCはもちろん、デジタル家電、IT関連などテクノロジー全般にわたって執筆活動を行う。AV/PC専門誌、経済誌などを中心に寄稿。ITmedia +D Lifestyleで「本田雅一のTV Style」連載中。
Twitter:http://twitter.com/rokuzouhonda
松村太郎(まつむら・たろう)
東京、渋谷に生まれ、現在も東京で生活をしているジャーナル・コラムニスト、クリエイティブ・プランナー、DJ(クラブ、MC)。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。1997年頃より、コンピュータがある生活、ネットワーク、メディアなどを含む情報技術に興味を持つ。これらを研究するため、慶應義塾大学環境情報学部卒業、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。大学・大学院時代から通じて、小檜山賢二研究室にて、ライフスタイルとパーソナルメディア(ウェブ/モバイル)の関係性について追求している。
Twitter:http://twitter.com/taromatsumura
いとうまい子(いとう・まいこ)
女優。1982年、ミスマガジンコンテスト・初代グランプリ受賞。代表作『高校聖夫婦』(TBS)、『不良少女と呼ばれて』(TBS)。『中学生日記』(NHK)。「いとうまい子ホームページ」(http://mai.co.jp/)は日本において、タレント自身による公式ウェブサイト開設の先駆けとされる。現在、テレビはもちろん、映画や舞台、CM出演、医療系プロジェクトにおけるナビゲーター役や理事など幅広く活躍。
Twitter:http://twitter.com/maimai818
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