Z68チップセットを搭載したMini-ITXマザーは、7月初旬にZOTACから「Z68 GT430 ITX-WiFi」(2万4000円弱)と「Z68ITX-WiFi」(2万円前後)が第一弾として登場している。その1カ月後にはASRockから1万2000円前後で買える「Z68M-ITX/HT」が出回り、このカテゴリーの最安ラインを一気に下げたが、先週はさらに安いモデルがデビューしている。Giadaの「MI-Z68」で、価格は1万1000円弱だ。
MI-Z68は、HDMI出力とDVI出力をオンボードしたZ68マザーで、通常サイズのDDR3スロットを2基備えるほか、PCI Express x16スロットとMini PCI Expressスロット、mSATAスロットをそれぞれ1基用意している。そのほか、SATA 3.0とSATA 2.0、USB 3.0ポートを各2基搭載しており、Z68マザーのトレンドはひと通り押さえた構成だ。
PC DIY SHOP FreeTは「メーカーの知名度は低いですが、モノとしては悪くないですね。mSATAとMini PCI Expressが排他利用のマザーも多いですが、これは分離しているので、無線LANとキャッシュ用SSDの両方が使えますし。特殊なところは、メインの電源コネクタが20ピンということろでしょうか」と話していた。
なお、バーコードリーダーなどで使われるCOMポートコネクタを付属しているのもポイントだ。「いまはバーコードリーダーもUSB接続が多いですが、まあ、法人用途や古めの周辺機器とも組み合わせられる拡張性があるということで、プラス材料として捉えたいですね」(同店)と語る。
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