「GALAPAGOS」でAndroidタブレットは爆発的に普及する――イー・アクセス 千本氏100円タブレットも登場

» 2011年08月30日 17時13分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 イー・アクセスは8月30日、シャープ製のAndroidタブレット「GALAPAGOS(A01SH)」を発売した。

 これを記念するセレモニーが東京・秋葉原のヨドバシカメラ マルチメディアAkibaと、東京・有楽町のビックカメラ有楽町店の2店舗で行われ、イー・アクセス 代表取締役会長の千本倖生氏、同社代表取締役社長のエリック・ガン氏、シャープ 執行役員 通信システム事業本部長の大畠昌巳氏らが出席した。

photophoto GALAPAGOS(A01SH)発売に先立ち、ヨドバシAkibaではテープカットが執り行われた(左)。左から、ヨドバシカメラ取締役副社長 藤沢和則氏、イー・アクセス 代表取締役会長の千本倖生氏、シャープ 執行役員 通信システム事業本部長 大畠昌巳氏、イー・アクセス 代表取締役社長のエリック・ガン氏、ヨドバシカメラ取締役 マルチメディアAkiba店長の松井昭二郎氏(右)

photophoto ビック有楽町では、ビックカメラ代表取締役社長の宮嶋宏幸氏(左から2人目)も参加してくす玉割りが行われた

 イー・アクセス会長の千本氏は、「ケータイのナンバーワンであるシャープと、モバイルデータ通信のナンバーワンである弊社が世に問うのが、この『GALAPAGOS(A01SH)』。日本人にマッチする7インチのタッチパネルと、最新のAndroid 3.2という組み合わせは、我々の徹底したマーケティングにより行き着いた答えだ。AndroidタブレットはこのGALAPAGOSがきっかけとなって、(売れ行きが)爆発するだろう」と自信を見せた。

 同社はこれまでにも、データ端末とNetbookをセットにすることで格安販売する「100円PC」の展開や、モバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi」の投入など、モバイル業界の中でも常に先んじた動きを見せてきた。千本氏は100円PCなどで普及したNetbookについて、「(Netbookは)たくさん売れたが、起動に時間がかかるうえ、重い。そして、バッテリーの駆動時間が短いなど不満も多かった」と振り返る。

 「Androidタブレットであれば、起動も速く、操作も簡単。特に7インチタッチパネルのGALAPAGOS(A01SH)はサイズも手ごろで、重さも389グラムと片手でも楽々と持てる。7インチという画面サイズは、ちょうど文庫本のサイズで、スマートフォンよりも大きくて見やすい。夏休みはデモ機を持って軽井沢へ行ったが、一日中GALAPAGOS(A01SH)を使っていた。去年まではボストンバッグに本を何冊も詰め込んで持って行ったが、今年はこれ1台だけ。小説から辞書まで、読みたいものはすべて電子書籍で済ませ、紙の本は1冊も持って行かなかった。連続使用時間が7.5時間と長いので、朝から夕方までずっと本を読んでいられるし、夕方になって目がかすれてきても指先ひとつで字を拡大できる。我々のような年代にはこういった点もうれしい」(千本氏)

 いち早くGALAPAGOS(A01SH)のヘビーユーザーとなった千本氏は、「使い倒してみると『なるほど、これは時代の変わり目だ』と分かる。日本全体にタブレット市場を広げるため、我々は最大の努力を払うつもり。ぜひ皆さんにはGALAPAGOS(A01SH)を手にとってもらい、タブレット市場の膨大な成長性を味わってほしい」と、タブレットの利用を呼びかけていた。

 シャープの大畠氏も、「GALAPAGOS(A01SH)は国内初となるAndroid 3.2を搭載し、デュアルコア・プロセッサと7インチの高精細ディスプレイを採用したハイスペックな端末。ユーザーに、いかに心地良く使ってもらえるのか、最後の最後までチューンナップを施してきた。そして、最強のモバイルブロードバンドキャリアであるイー・アクセスと組むことで、いつでもどこでもさまざまなコンテンツをお届けできると期待している」と意気込みを見せた。

photophoto ヨドバシAkibaのGALAPAGOS(A01SH)展示ブース

photophoto ビック有楽町店のGALAPAGOS(A01SH)展示ブース

 GALAPAGOS(A01SH)の価格はオープンだが、同社直販サイトやヨドバシカメラ・ビックカメラでの店頭販売価格は、本体のみで4万4800円。そのほか、Pocket WiFiシリーズなどのデータ端末と同時に購入することで割り引きが受けられ、条件によっては初期費用100円で購入することができる。従来の100円PC戦術と同じく、端末購入時の負担をできるだけ低くすることで、イー・アクセスはタブレットの“爆発的”な普及を実現する考えだ。

 ヨドバシカメラ取締役副社長 藤沢和則氏は、「すでにたくさんの予約をいただいている。新しい製品でもあり、販売数も伸びるのではないか」と期待を寄せていた。また、ビックカメラ代表取締役社長の宮嶋宏幸氏も、「GALAPAGOS(A01SH)の7インチというサイズは、持ちやすく、利用価値が高い。また操作性も快適で、売り場ではその良さを体感してもらえるよう、実機を多く用意している。ぜひ多くの方に触ってもらい、魅力を知ってもらいたい。また、アクセサリーなども豊富にそろているので、楽しみ方もどんどん広がるだろう」と、高く評価していた。

 さらにイー・アクセスは、GALAPAGOS(A01SH)と同時にデータ端末に新規加入したユーザーを対象に、「TSUTAYA GALAPAGOS」の電子書籍を無料で配信するキャンペーンを9月30日まで実施する。

ビック有楽町店には“GALAPAGOSマン”が登場

photophoto ビック有楽町店の発売記念セレモニーでは、好例(?)の被り物ショーも披露。さっそうと登場した「GALAPAGOS(A01SH)マン」だったが、Wi-Fiモデルのため1人ではインターネットに接続できない(左)。そこへ、「GP02マン」がお神輿に乗ってやってきた

photophoto GP02マン背中にはちゃんとHuaweiのマークが…(左)。GP02マンの協力を得てネットにつながったGALAPAGOS(A01SH)マン

photo ありがとうGALAPAGOS(A01SH)マン、GP02マン! 2人の手袋はテレビCMと同じ「EM」仕様だった

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